文・丹根 一夫
( TANNE, Kazuo )
医療社会連携センター長
大学院医歯薬学総合研究科教授


医療社会連携センターオフィス前にて、弓削理事・副学長(医療担当)と(筆者右)
 医療社会連携センターが本年七月に設立されました。センター長、コーディネーター、技能補佐員の三名の旅立ちです。センター事務室は、霞キャンパスの新たな先端医療研究拠点、霞総合研究棟(旧東病棟)の一階にあります。

医療分野の地域・産学・国際連携拠点
 医療社会連携センターでは、広島大学病院と協力して地域住民の健康増進、医療基盤の整備、国際的医療貢献を目指します。また、先端的な医療技術・機器・材料等の開発と産業的活用を図る産学連携拠点、医療に関する的確な最新情報を提供する中核的医療情報発信基地を目指します。本年度は、以下の三事業をコーディネートします。

(一)医療知識の普及と医療人リカレント
 病院の臨床実習教育研修センター及び計画中の「ひろしま地域医療協議会(仮称)」と連携して、先進的医療に関する市民公開講座の開催ならびに医療人のための生涯研修事業を推進します。

(二)先端医療機器開発の体制づくり
 スイス連邦共和国ツーク州の医療ベンチャー企業シラー社との産学連携、チューリッヒ大学との学学連携等を推進し、広島県ならびに中国経済産業局と連携して次世代先端医療機器開発のための体制づくりを推進します。

(三)広島医療ベンチャーコンソーシアム事業
 広島医療ベンチャーコンソーシアム(HMVC)の展示例会を発展させるため、中国経済産業局が中心となって開催する「2005 ちゅうごく医工産連携クラスターフェア(仮称)」に主体的に協力し、医療関係の産学連携を推進します。

連絡先
TEL&FAX:082-257-5757
E-mail:tmiyoshi@hiroshima-u.ac.jp


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