・藤田 陽平

( FUJITA, Yohei )
生物生産学部4年

イギリスにて(筆者左)
 私は昨年一年間、ヴルカヌスプログラム(http://www.eu-japan.gr.jp/base/index1.html)で欧州企業のインターンシップに参加しました。四ヶ月の語学研修終了後、大学で食品科学を専攻している関係もあり、英国キャンベル・スープのR&D(研究開発部) で八ヶ月間お世話になりました。
 この異文化の中でのR&D経験は、私のキャリアビジョンを描く上でとても大きなインパクトがありました。私は今後、大学院へ進学し研究者としての道を歩む選択をしています。
 皆さんに伝えたいことは、チャレンジすることを恐れるな、ということです。行動を起こさないと何も変わりません。チャレンジすることで新しいチャンスを得ることができるのです。自分で道を切り開いていくことはレールの引かれた道を進んでいく・謔閧熨蝠マなのは明白ですが、その分やり甲斐もひとしおです。それが、ひいては後悔しない自分らしい生き方につながるのではないかと思います。


先輩の体験談を整理し学ぶ 〜キャリアセンターから〜
 これまでにセンターが受けた相談を整理し、就職活動がうまくいく学生の特徴を挙げてみます。

「働く」ことに対する意識が高い。
社会や企業の環境変化に敏感で、期待される人材像を理解している。
キャリアビジョンや自分軸を持ち、イメージや人気に流されない。
成功や失敗から学ぶ力がある。
コミュニケーション能力がある。
早期に着手して挑戦的に取り組む。

 逆に、長期化する学生は、「職業意識が弱く、環境にも鈍感で、夢が語れない。学ぶ力も弱く、出遅れて気ばかり焦る」といったイメージです。自分はうまくいくと過信するのも危険です。
 理想の姿との隔たりを感じる時や不本意な結果が続く時はキャリアセンターを訪問してください。


広大フォーラム2004年10月号 目次に戻る