「広大フォーラム」十月号の内容について、計十九名(学外三件、学生五件、教職員十一件)のモニターの方々からご意見を頂きました。

◎特集について
 十月号の特集は「キャリアを育むために」というタイトルで、就職活動だけでなく「生き方」を支援する体制の中心となる「キャリアセンター」を紹介する内容でした。
 学生モニターおよびその他の方からも、『学生に役立つ』企画であり、『分かりやすい』内容であったとの感想を頂きましたが、教職員モニターの一部からはまったく逆に『興味をもてない』というような意見もありました。
 「キャリア」という言葉は、人によって異なるイメージを生むことから、その『イメージがまだうまく固まっていない』し、そのために分かり難さを生じさせた面があったようです。

◎興味深かった/おもしろかった記事
 今回は特定の記事に集中せず、いろいろな記事が挙げられていました。その中でも複数の支持があったのは、表紙を飾った武田氏の「一生青春」、「粘膜免疫学」、「広島大学キャンパスことば辞典」、「留学生の眼」、「広島大学の社会連携」、そして「キャリアを育むために」でした。また、学生広報スタッフが担当する記事も全体的に好評でした。

◎読みにくかった記事
 特に目立ったのが「平成十六年度予算配分について」でした。『具体例に乏しく、実感がわかない』ので、『ポイントをまとめ、解説をつける』ような工夫が求められていました。
 また、「キャリアを育むために」も『仕事だけが人生でないのでは?』というような、特集のねらいとは違った感想を持たれたり、あるいは『実感がわかない』などのように、主旨が伝わりにくかったようです。

◎今後、扱って欲しい特集など
 例えば『「開かれた学問」に文系の先生の研究を』、『留学生による座談会』、『教職員の学外サークル活動紹介』、『大学祭の展示等の紹介』、『広島大学経営協議会学外委員の考え方の紹介』、『教育プログラム制について』、『裁量労働制について』、『各研究室の研究紹介』、『学生のサークル活動について』などがあります。
 残念ながら、広報委員会が編集する「広大フォーラム」は来年二月号までで、ほとんどすべての頁は既に予定で埋まっています。しかし、新体制での新たな「広報誌」に対する要望として皆さんのご意見は引き継がれますので、今後もよろしくお願い致します。
(F)


広大フォーラム2004年12月号 目次に戻る