「小耳を拝借」や「東広島散歩」、「職員のお仕事拝見」などの記事は、私たち学生広報スタッフが担当しています。登録メンバーは現在17人。ここでは、スタッフたちによる広大フォーラム作成の一部始終を紹介します。

学生スタッフまとめ役、原田さんの話
 「なんて思考が自由なんだろう」。学生のアイディアは、私が逆立ちしても思いつかないようなものばかりです。でも、それを実際に形にしていくには相当な時間と地道な努力が必要。広報委員以上に頑張ってくれることも度々あります。一緒に企画を考えたり取材に行ったり…私にとっては一番楽しい「仕事」です。
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打ち合わせ風景
学生執筆コーナーの製作は打ち合わせから始まります。その中で次号の内容について様々な意見が飛び交います。
外への取材は天候に左
右されてしまい、何度
も延期されることも。
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記事によっては、写真も撮ります。
インタビューや取材に行くだけでなく、アンケートを作成・実施して、それを基に記事を作ったりもします。
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取材が終了し、原稿作成に入ります。インタビュー記事は、話し手の意図を正しく伝えるため、本人にも確認して頂きます。得た情報を限られた文字数で伝えることは難しく、試行錯誤の繰り返しです。そして、文章やレイアウト案、写真などを業者の方に渡し、初校を作っていただきます。
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初校ができると、赤ペンで誤字や脱字、文章の内容などをチェックします。広報委員の方など、それまでの過程よりも大勢の人の目に触れるため、新たな訂正箇所が出てきます。より良いものを作れるよう、印刷に出す直前まで奮闘します。
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印刷所で製本されたフォーラムが次々と出てきています。
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やっと完成

 記事を作る上では誌面からは分からないたくさんの苦労があります。例えば、授業の課題提出期限と記事の締め切りが重なることもあり、両立させるのに苦労します。また、発行月と執筆する時期が違うので、より最新の情報を入れるよう、気を配っています。そういった苦労がある反面、普段会う機会が少ない方に直接お話が聞けたり、あまり行く機会のないところに行けたり、といった楽しいこともあります。
 毎号、このように活動をしています。途中いろいろな苦労があり、くじけそうになることもありますが、できあがったものを見ると、やはり感慨深いものがあります。これまで学生広報スタッフが携わった広大フォーラムは、十五冊になります。一冊一冊にたくさんの思い出がつまっています。

そしてこれから…
 来年四月から広大フォーラムはなくなり、新しいかたちに生まれ変わります。教職員向け、外部・保護者等向け、学生向けの三つに分かれ、私たちスタッフは、学生向けの広報誌の作成に携わります。現段階では、まだ明確に決まってはいませんが、活躍している学生を取り上げたり、活動の範囲を広げたり、様々なことに取り組みたいと思っています。そして、そのために、より多くの学生の意見や協力を得られれば良いと考えています。興味のある方は、私たちと一緒に、新たな広報誌を作っていきませんか。
 連絡先:広報グループ設置準備室
 koho@office.hiroshima-u.ac.jp
〈担当〉
 清水 友梨(総合科学部二年)
 森尾 洋一(総合科学部一年)
 藤本 瑞穂(教育学部二年)


広大フォーラム2004年12月号 目次に戻る