学生リポーター通信・第8回
広大神楽団公演大成功!!


真剣な表情で舞う団員達
 皆さんは、神楽をご存知ですか。太鼓や笛などのお囃子に合わせて華やかな衣装やお面をつけた人たちが、ある物語を題材として舞うものを神楽といいます。簡単に言うならば、日本版ミュージカルとでも言えるでしょう。神楽は、秋祭りのシーズンに神社などで行われます。実は、広島県は昔から「神楽どころ」と言われてきたほど神楽が盛んな土地柄なのです。この神楽が、十一月三日、東広島市田口にある亀山八幡神宮で行われたのですが、なんと、この公演を行ったのは広大の学生サークルとして登録している神楽団だったのです。その名も「広大神楽団」。広大神楽団は平成十五年の四月に結成された十四人からなる団体で、団長の岡広徹さんのよびかけで集まった団員は、もともと神楽をやっていた人から、神楽をまったく知らなかった人まで様々です。毎週二日(公演前は、毎晩)の練習は、今回公演を行ったお宮を借りて行っているそうです。今回の演目は、「土蜘蛛」。女性に乗り移った土蜘蛛と源頼光との戦いを描いたこの作品。団員たちは、他の神楽団のビデオを見ながら、振りなどを研究したそうです。一般的に、神楽は男性が舞うというイメージがありますが、広大神楽団では、女性も神楽を舞います。しかし、神楽の衣装は一着の重さが二十キロもあるということで、女性の団員は苦労されたようでした。公演中は、演技者同士がぶつかったりとハプニングもありましたが、観客の方から多くの拍手をもらっていました。団員の中には、「今度は、サタケメモリアルホールで」という声が出ているということです。ぜひ、実現させてもらいたいですね!

学生リポーター 筒井 志歩(総合科学部二年)
*このコーナーでは、学生が小耳にはさんだ話題を学生の視点でお伝えします。


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