理工系院生のためのMOT教育の薦め!

 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)では、これまで、ベンチャーマインドの育成を目的に、学部生に対しては、「ベンチャービジネス論」、工学研究科、理学研究科、先端物質科学研究科、生物圏科学研究科の理工系院生に対しては、「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー特論」及び「ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー演習」の講義を行ってきました。
 平成16年度からは、理工系院生向けの内容を一新し、MOT教育(Management of Technology:技術経営)として、再スタートすることになりました。次号(2004年4月号)に詳細を掲載する予定にしています。
 MOT教育は、「技術を経営に活かす」ための教育といわれ、技術をバックグラウンドに有する理工系院生に、経営に関する基礎的教育を行うものです。既に、全国の数多くの大学がMOT教育を開始しています。MOTのわかる人材の育成が、バブル崩壊以降、長く低迷が続いている日本経済の活性化のために急がれています。平成16年度からは、「ベンチャービジネス起業論(MOT-1)」「技術戦略論(MOT-2)」「理工系のための財務会計論(MOT-3)」「知的財産論(MOT-4)」の4教科で構成する予定です。多くの理工系院生の皆さんの受講を期待しています。



広大フォーラム2004年2月号 目次に戻る