清水千恵さん

―なぜ相撲部に入ろうと思ったのですか?

 私は、高校時代(広島県山陽女子高校在学中)、アルゼンチンに一年間留学していました。広大に入学して間もなく相撲部には留学生が多いことを知り、スペイン語を話す機会を求めて「ちゃんこ鍋パーティー」へ行ったのがきっかけです。
 その時、初めて練習を見学しました。体験試合をしてみないかと言われ、相撲をやる機会なんて一生に一回しかないだろうと思い、土俵にあがったのですが、負けました。私は負けず嫌いの性格なので悔しくて、練習してもっと強くなりたいと思い入部しました。

―広大唯一の女子部員ですが、どのように活動をしているのですか?

 男子と特に変わりはありませんが、練習ではジャージ、試合の時は専用のレオタードを着てまわしをつけます。試合では体重別に階級があり、全国大会にも出場しています。

―入部して自分が変わったと思いますか?

 相撲には精神統一が必要です。以前に比べて日常生活においても集中力がついたと思います。また、戦う前後、お互いに礼をしますが、勝っても負けても相手に対して心から感謝できるようになりました。挨拶のひとつひとつの大切さを知ることができてよかったと思います。

―将来の目標は?

 看護師になることが目標ですが、機会があればぜひ海外で日本の文化を紹介したいと思っています。アルゼンチンに行った時、私自身が日本のことをあまり知らないと痛感しました。今度は相撲を軸に交流したいです。

―PRがあればどうぞ。

 特殊なものに思われがちですが、相撲も他のスポーツと変わりありません。気迫と気迫がぶつかる真剣勝負です。東広島キャンパス陸上競技場西側の土俵で練習していますので、ぜひ練習見学、体験入部に来て下さい。広大相撲部のちゃんこ鍋は味噌キムチ味でとてもおいしいですよ。
(聞き手:広報委員 馬場雅恵)


広大フォーラム2004年8月号 目次に戻る