ゲートを通る前のスペースには、以前は新聞コーナーがありました。その新聞コーナーが西図書館の奥に移動してしまい、せっかく空いた広いスペースを何かに使えないか、と考えた西図書館の野村さん。メディアセンターの中村先生たちに声をかけ、スペース利用プロジェクトが始まったのです。 昨年の十二月、まず最初に登場したのは、"屋内の初雪"(雪の映像をプロジェクターで壁に映しだしたもの)とクリスマスの飾りつけをした「白いおうち」。この屋内の初雪は、野村さんの一番最初のアイデアで、ねらいは実際の初雪よりも前に図書館内に初雪を降らせるというものでした。お正月には「白いおうち」も正月仕立てに!バレンタインにはたくさんのチョコレートに囲まれるなど、季節にあわせて模様替えされています。 「あのスペースはアートな空間にしたい!図書館に入って、本に出会うまでのあのちょっとの道のりを、気持ちを盛り上げるような場所に…」と野村さんは語ります。「何となくおもしろい、さりげなく"おっ"とみんなが思えるような場所にしたい。おやっと立ち止まってくれる人がいるとうれしい」と中村先生も。くぼんだステージ、全面ガラス、高さの違う天井…と、個性的なスペースをいかにうまく利用しようかと試行錯誤している様子です。 以前は、教育学部の卒業制作展や学生有志による写真展も開催されたこのスペース。コンサート、展示会、映像投射…みなさんなら何をやってみたいですか?アイデアを出し、野村さんたちと一緒におやっと思わせる素敵な空間を作ってくれる学生を募集しているそうです。何か思いついたら、ちょっと西図書館のカウンターへ行ってみてはいかがでしょうか? 学生リポーター 上岡紗野香(総合科学部三年)
*このコーナーでは、学生が小耳にはさんだ話題を学生の視点でお伝えします。 |