本年度のモニターは四十六名の方々(学外九、学生十二、教職員二十五)にお願いしていますが、今回寄せられたモニター意見は二十七件(学外四、学生六、教職員十七)でした。 ◎特集〔トップへの期待〕 学長および副学長に対する要望を中心として十八名の教職員に執筆をお願いしたものですが、全体的には「色々な立場の意見を知ることができて良かった」ようです。ただし、「学生など、もっと多くの構成員の考えも知りたい」し、さらに『トップ』が「どのように応えてくれるかが大事」という意見も多くありました。編集上では、「内容によって順番を変える」とか、全体の内容を「編集委員がまとめる」などの工夫を求める意見や、「記名では本音が出ない」ので、「多くの人からひと言を集めた方がよい」等の意見もありました。 八月号の『副学長との座談会』で、『トップ』側の考えの一端を読み取れる特集を企画しましたが、今後さらに『ビジョンの共有』ができるように、トップ―構成員および構成員間における『意見交流の場』の役割を担う責任を『大学広報誌の編集委員』として感じています。 ◎興味深かった記事など 『留学生の眼』と『東広島散歩』が「面白く」「読みやすい」と好評でした。とくに、『留学生の眼』は毎回の好評な記事の常連です。 『トップへの期待』も「他の人の考えを知れて参考になった」という意見が多数ありました。また、『開かれた学問』、『フォトエッセー』、『フォーラムギャラリー』もそれぞれ好評でした。 ◎その他の意見 すべての読者に好評な記事を書くことは、非常に難しいことを実感します。上記した「好評な記事」も、逆に「読みにくかった」という人もおられます。おそらく、モニターの方々の階層の違いと、「批評の基準」の違いと思われますが、よく言われる「『広大フォーラム』はどのような読者層を想定しているのか」ということに関連しているのかもしれません。 基本的には『広大フォーラム』は広大構成員全員を対象に編集しています。来年四月からは異なる形態の『学内広報誌』とする方向で検討されていますが、『広報委員会』が編集するものは現在のスタイルを最後まで踏襲する予定です。なぜなら、様々な問題を『改善』しつつ、現在の形に至った『歴史』を大切にしたいからです。しかし、可能な限り、読者およびモニターの方々からの意見を最後まで『改善』のために参考にさせて頂きたいと考えていますので、よろしくご意見をお寄せ下さい。 |
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