法律討論会とは? そもそも、「学生法律討論会」とはどのようなものなのか、ということを簡単に説明したいと思います。まず、大会に際して、法律に関する問題を大学の教授が出題し、出場者は大会当日までにその問題に対する答え(=論旨)を作成しておきます。会場では、まず、立論者は、壇上において自分の論旨を十分間で発表し、その後、他大学の参加者からの質問に十分間かけて順次答えていきます。そして、この二十分間の一部始終を大学教授や弁護士、裁判所の判事や検察官といった審査員が審査・採点し、順位が決められます。また、立論者だけでなく、立論者に対して質問をした人に対しても審査・採点がなされ、こちらも順位が決められます。また、この法律討論会には全国大会と、その予選として、日本全国を三つのブロックに分けた各地方大会、各大学が独自に行う大会などがあります。 全国学生法律討論会 十二月四日(土)、香川大学において「第五十四回 全国学生法律討論会」が開催され、本学のサークル「尚法会」は、九州・中四国地区の代表としてこの大会に出場しました。早稲田大学や立命館大学といった有名私立大学を始め、全国各地から立論校だけでも十校、質問校を含めると計十六校もの大学が互いに日々の学習の成果を競い合いました。 大会本番、広島大学の立論は一番目の発表ということとなり、緊張の面持ちで壇上に上った法学部一年の橋本尚樹君でしたが、発表が始まると徐々に落ち着きを取り戻し、論旨発表後の質疑応答でも、他大学の質問に対し戸惑うことなく自分の意見を述べていました。その後の他大学の立論では、参加した尚法会のメンバーで協力して知恵を出し合い、相手に対する質問を考えました。
倦蜑では、立論者の声が静まり返った会場に響き、一方で緊迫し、一方で熱く盛り上がった空気の中、質問者から次々と鋭い質問が飛び交っていましたが、討論会が終了した後は、お互いにその健闘ぶりを称えあい、労いの言葉を掛け合うとともに、討論の内容から大学生活まで幅広く語り合うなど、大学の壁を越えて親睦を深めました。 討論会に参加してみませんか? 尚法会では法律系科目について学習するほか、各種資格取得に向け、目的ごとにゼミ方式で勉強会を行っています。今大会は終わってしまいましたが、それで終わりというわけではなく、現在も次の大会に向けて勉強しています。法律を学びたい方、討論会に興味をもたれた方、是非気軽に参加してみてください。また、広島大学は来年度の九州・中四国地区の選抜大会の開催校となりましたので、運営に関わってみたいという方もお待ちしております。 尚法会ホームページ http://www.geocities.jp/syouhoukai2003/ 連絡先 syouhoukai2003@hotmail.com |
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