21世紀COEプログラム 「テラビット情報ナノエレクトロニクス」 国際ワークショップ開催 |
文・岩田 穆
( IWATA, Atsushi ) 21世紀COEプログラム「テラビット情報 ナノエレクトロニクス」拠点リーダー 大学院先端物質科学研究科半導体集積科学専攻教授 ナノデバイス・システム研究センター長 |
第三回広島国際ワークショップ 21世紀COEプログラム「テラビット情報ナノエレクトロニクス」では2004年12月6日に「超LSI技術とワイヤレス通信技術の将来」をテーマに、国際ワークショップを開催致しました。講師に半導体テクノロジー分野における世界的権威の四教授を迎え、また境界領域として医学・ロボティックス分野からの招待発表をしていただき、活発な議論を行いました。大学・研究機関に加え、各デバイス・メーカーからも御参加を頂き、このテーマへの関心の強さをうかがわせました。テーマにある「超LSI技術とワイヤレス通信技術」の通り、今回のワークショップは超LSI高速データ伝送の為にワイヤレス配線をいかに使うかというのが主題です。現在超LSIでは金属配線を使っていますが、データ伝送が高速化するにつれて限界が見えてきています。その為に配線のワイヤレス化を行い、更なる高速データ伝送を目指そうとしています。超LSI上に無線LANが張り巡らされているといえば想像しやすいでしょう。しかしオフィスの無線LANに比べて、そのおおよそ十万分の一の大きさの世界です。実現には様々な新規技術が必要です。ワークショップではこの技術に対する様々な提案がなされ、超LSI・ワイヤレス高速データ伝送の実現を確信させるものとなりました。
ホームページ http://www.rcis.hiroshima-u.ac.jp/21coe/ |
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