卒業生・修了生からのメッセージ(先輩編)
何にでもチャレンジを!

研究室の人たちと送別会にて(筆者前列右端)

2003年3月工学部卒業
現在、ソフトウェア会社勤務
 坂井田 啓 明(さかいだ ひろあき)

  私は社会人になった今、大学時代は人生で唯一自分のやりたいことに没頭できる時だったと強く思います。私は他国の方と交流することに興味があったため、春休み、夏休みを利用して海外留学をしました。一つのことに時間をかけ、集中するという貴重な経験でした。社会人になってからは、学生の時のようにじっくりと何かに取り組むことはなかなかできません。時間はあるがお金がないのが大学生、お金はあるが時間がないのが社会人だと実感しています。長期にわたってやりたいことがある方は、後回しにせず是非実践することをお勧めします。大学時代はなにかと融通がききますしね。興味のあることは何にでもチャレンジして、大学生活が充実したものになるよう期待しています。


ソウルから「第二の故郷」広島を想う…

学恩を受けた先生方、先輩諸氏と
(筆者前列右端)

2004年3月大学院国際協力研究科
博士課程後期修了
現在、韓国忠北大学講師
 沈   正 輔(シム ジョンボ)

 広大での五年間の留学生活は、試行錯誤の連続でした。多くの人の好意に支えられ、ついに学位論文も完成できましたが、私は主指導教官はもとより、副指導教官の先生にも恵まれました。研究や教育の方法だけでなく、先生の人を愛する温かい人格まで学ぶことができたのは、本当に幸運です。そこでの授業は、私に新鮮な刺激を与えました。先生が選んできたテキストやビデオを見たあと、毎回宿題でミニレポートを書いてメールで提出し、次の時間に全員で討論します。先生が予め用意した知識を教えるのではなく、学生たちに多様な意見を自由に発表させ、それらの中から「答」が出てくるように指導していました。私も将来教授者になったら、教師中心主義でなく学生中心の能動的授業をめざしたいです。
 よい思い出ばかりの広島は、私の第二の故郷です。 (原文・日本語)

※既に卒業・修了した先輩からメッセージが届きましたので併せて掲載します。

広大フォーラム2005年2月号 目次に戻る