風の刻




 誰が見なくても季節はうつろい,時は東西をめぐる。
 とりとめのない日常がふと途切れ,得体の知れぬものが目の前をよぎる       
 …そんな瞬間がある。
 木の葉がゆれるとき
 草木がざわめくとき
 それを感じるとき,何かが心に刻まれる。



(作品提供及び解説 附属福山中・高等学校 高地秀明)



広大フォーラム29期3号 目次に戻る