保健管理センターは今

文・重信 卓三(Shigenobu, Takuso)
保健管理センター所長


   保健管理センターは、一九七〇(昭和四十五)年四月に業務を開始しましたが、当初は従来からあった東千田町の本部医務室のほか、工学部保健室、学校教育学部保健室(旧教育学部東雲分校)、教育学部福山分校保健室などがありました。次いで一九八三(昭和五十八)年四月には霞キャンパスに霞分室ができました。このように東広島市への移転までは、当センター以外に五か所において健康管理・診療業務を行っておりました。
 一九九四(平成六)年三月に東広島キャンパスに移転し、現在地において業務を始めました。また、一九九七(平成九)年三月には本部事務棟が完成し、その一階部分に北保健管理センターが開設されたことで、保健管理センターの整備計画は完了いたしました。したがって、センターの業務は、「保健管理センター」と「北保健管理センター」、霞キャンパスの「霞分室」の三か所で行っております。ただし、スタッフの関係で場所によって業務内容に多少の違いがあります。



◎保健管理センター (〇八二四)二四−六一九一、六一九三
 「保健管理センター」は、総合科学部の北側、西第一福利会館(マクドナルド)の隣に位置した、緑の屋根の独立平屋建ての建物です。
 ここでは主として「身体健康に関する業務」を行っています。すなわち、健康診断・内科診療・救急外科処置・健康相談・健康診断書発行などの業務を行っています。また、週二日午後から留学生カウンセラーによる留学生相談も行っています。


◎北保健管理センター (〇八二四)二四−六一八七
 「北保健管理センター」は、本部事務棟の一階にあり、事務棟の裏側がセンターの入口となっています。
 ここでは主として「心の健康に関する業務」「カウンセリング部門」の場所となっています。すなわち、心の病・不安感・緊張感・抑うつ・強迫・無気力・意欲減退、自信喪失などの精神症状を持つ人や、自分の性格や対人関係の悩み、異性関係・恋愛・結婚などについての悩み、友人・知人関係の悩み、家庭・家族関係の悩み、さらには修学上の悩み、就職・進学などについての悩み、留年・休学・中退等々の幅広い悩みに対して、カウンセラーや精神科医が相談に当たっています。
 相談室は四室あって、いずれの部屋も防音壁となっていて隣室に相談内容がもれないようになっておりますので、安心して相談に来て下さい。
 また、この北センターでは、この七月から医務室を開設し、健康相談を行っていますので気軽に利用して下さい。なお、投薬などの必要な方は保健管理センターの方に来て下さい。そのほか「歯科診療室」の開設を準備しておりますが、予算等の関係で少し遅れております。



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◎霞 分 室 (〇八二)二五七−五五五五(内線二〇三四)
 「霞分室」は、霞キャンパスの北奥、保健学科の隣の霞体育館の二階にあります。
 これまでここは、健康診断時以外は開店休業状態でありました。センターの東広島市移転に伴って広島地区のキャンパスが無医地区になるということで、一九九五(平成七)年六月から、月・木の週二回、センター医師・看護婦による診療、健康相談、健康診断書の発行、精神科医やカウンセラーによる心理相談などの業務を開始しました。
 同時に、医学部・歯学部の応援を得まして、内科のほか外科・婦人科・歯科など全科の医師による相談体制ができました。
 なお、この十月一日から非常勤看護婦が採用されましたので、全日業務が行えることになりました。ただ、非常勤雇用ということで勤務時間が少し短いので、利用の際には気を付けて下さい。


◎東千田町校舎
 東千田キャンパスに法経の夜間主コースが存続しておりますが、新しい建物に「保健管理室」ができました。そこで夜間の心理相談を毎週火曜日に行っていますので、夜間主コースの方も気軽に相談に来ていただきたいと思っています。
 なお、週一回ということですので、相談は予約をしていただくのが良いと思います。予約は、霞分室か北保健管理センターの方にお願いします。



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