ここは東雲にある旧大学図書館。今年二月、私たち美術教育の学生は、その建物を利用した美術展を訪れました。館内の広いホールに円形に並べられたパネルには、小学校第一学年から中学校第三学年までの学年を追う形で作品が展示されており、表現の発展過程が一目で確認できるように工夫されていました。 このような展示は、子どもたちにとって自分の表現の振り返りや見通しを持つきっかけになったようです。さまざまな発見や共感もあるようです。展示された作品は段ボールなどの廃材を利用した平面・立体等々と多種・多様であり、私たちの目を楽しませてくれました。同時に、この展示会を成功させようとなさっている先生方(附属東雲小・中学校)のお姿は、教員を目指している私たちにはとても印象深いものでした。 (学校教育学部中学校教員養成課程美術教育:川本真紀)
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