八本松(吉川付近)




 移ろう季節をしみじみと感じる事なく時が過ぎて行く
 ふと、気が付けば、いつの間にか日だまりの中を歩いていく          
 見上げれば、軒端に赤い柿の実
 季節は晩秋
 過ぎゆく時の早さに思わず佇む
  里古りて柿の木持たぬ家もなし(芭蕉)


(作品提供及び解説 景山満子 東図書館)



広大フォーラム29期4号 目次に戻る