風の跡




 記憶に残る形がある。
 人工物には、それを創った人々の意図や想いが表れた美しい形がある。
 自然物は、なぜそのような姿をしているのか解らない。
 しかし、みなそれぞれに不思議な美しさがある。
 自分の好きな形が記憶にとどまり、風がそれを寄せ集めて形をつむぐ。
 これはそんな作品である。
 

(作品提供及び解説 附属福山中・高等学校 高地秀明)



広大フォーラム29期5号 目次に戻る