さいなら、さいなら、さようーなら
鑢 幹八郎
(たたら みきはちろう) 教育学部教育心理学講座
〈部局歴〉
昭和37・4 (京都大学)
42・7 (大阪教育大学)
46・4 教育学部
この別れの挨拶は、映画をお好きの方なら、一度はお聞きになっておられると思う。テレビ映画の番組の解説を担当している淀川長治さんが、映画が終わって最後に言うセリフである。
いつも力がこもっていて、この「さいなら」を聞くと、しみじみとしてきて、つまらないと思っていた映画もなんだか面白い映画だったと思えてくるから不思議である。また、この「さいなら」は、お別れのバイバイではなく、「また、お目にかかりましょうね」と言っているように聞こえるのである。
「また、会いましょうね」と言ってお別れができたら素敵だなあと思う。長い間大学にお世話になり、千田町から東広島のキャンパスへと統合するのも見とどけて大学を去れるのはありがたいことである。
美しい西条と広島大学がこれから発展するのを外から見ることになるが、楽しみにしている。皆さんのご健勝を。
それでは、また会いましょうね、をこめて……、
さいなら、さいなら、さようーなら。
学生たちとコンパで…
広大フォーラム29期6号
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