モニターから
六号に対して寄せられた、モニターの方々からのご意見を紹介します。
今回は発行から回収までの期間が短かったためか、回収率は二五％でした。
☆特集「退職者は語る」
この特集はいわゆる定番物ですが、「退職者の方のお話を伺う機会は滅多にないので、良かったです。この様な形式で良いです」（学生）、「この時期にふさわしく、どの人の記事を読んでもおもしろかった。来年以降も続けてほしい」（学生）、「記事の性格からして、全退職者を漏れなく収録しなければならず、今回の記事の形になるのは自然だと思います。内容はそれぞれですが、各人の人生観が出ていてよかったと思います。何人にとっても自分の職というのは、もっと語り合うべき内容であって、つまらぬエッセーなどよりもずっとよかったのではないでしょうか」（教職員）等ほとんどの方に好評でした。
また今期はスタイルを少し変えて、執筆される方に半ページを自由に使っていただくようにしました。これについても好評で、「何より良いのは、ありきたりのほめちぎりの贈る言葉がなくなったこと」（教職員）というご意見をいただきました。
しかし、「レイアウトが悪いと思います。見開きに一学部ずつとかにしたらいかがでしょう」（教職員）、「退職者より原田学長がめだっていたのはいかがなものか。途中から色が変わるのは意味不明」（教職員）というご意見もありました。
☆佐竹 覚・佐竹製作所代表のインタビュー
今号では、学長ではなくて（財）広島大学後援会理事長の佐竹氏にインタビューをしました。これについては「大変良かった。いつもありきたりだったから、好感の持てる内容で、企業のトップレベルらしい発言が何より良い」（教職員）、「学長ばかりインタビューするのは良くない。佐竹氏をえらんだのは大変良いことである」（教職員）、あるいは「大変良い。学内者だけでなく、広大に関係ある学外者のさまざまな意見、見方を取り入れるアイデアは評価できる」（学生）等ほとんどのモニターの方から、インタビューの対象者の選択も含めて高い評価をいただきました。
しかし中には、「学長インタビューよりは意味があると思う。ただし、なぜ最初の頁にあるのか分からなかった。そして特集のページと色が同じなので一見すると違いがわからなかった」（教職員）、また「申し訳ないがあまり興味が持てなかった」（学生）というご意見もありました。
☆学生さんが執筆したページ
これについては、「学生のページがあることも、読みがいがあります」（学生）、「教職員だけでなく、学生が参加しているという感じが強まった。評価できる」（学生）、「学生の意見をもっと採り入れるべきである」（教職員）と、賛成するご意見がほとんどでした。
しかし一方では、その内容について「学生の原稿は全体の格調を下げているようなものもあるが、フォーラム自体が読み手として学生を求めているのだから仕方がないとも思う」（教職員）というご意見や、「読んでもらえる広報誌を目指すといっても、最低限の品位というものがあると思います。まあ、基本的には寄稿者の責任でしょうが、内容を判断して一頁の半分程度に切り込み、また文に注文をつけることは編集者権限で許されると思います」（教職員）という厳しいご意見を頂きました。
☆カラーページの充実
フォーラムギャラリーなどのカラーページについては、「フォーラムギャラリーは、とても色がきれいでほっとする部分です」（教職員）、「カラーページについて、ビジュアル的に訴えるものがあり大変良い」（学生）と、評価するご意見をいただきました。
ただしその量については、「このくらいでよい」（学生）、「フォーラムギャラリーは二頁ではなく一頁でもよいのではないか」（教職員）、「もう少し頁が多ければよいです」（教職員）とさまざまでした。
☆「読みやすかったもの、読みにくかったもの」
自由席、特集、コラムが読みやすかったものとして挙げられ、その理由は「読んでいて楽しい」、「内容に共感を覚えた」、「タイムリーな問題であった」等でした。読みにくかったものとしては、ニューズ・ダイジェストが挙げられ、「学部別で色分けするとか、何か工夫がほしい」というご意見をいただきました。
☆その他
「文字を大きくし、一頁に詰め込む文字の量を減らすべき」（学生）、というご要望がありました。
レイアウトについて「世界の大学シリーズで、写真の中に文字が入っているのは読みづらい。キャンパスの植物と世界の大学シリーズは、写真が多すぎて読みづらい。せっかくの写真がだいなしでは」（教職員）というご意見がある一方、「『退職者は語る』を二つに分けて、そのつなぎに『フォーラムギャラリー』を配置されたことはよかった」（教職員）というほめ言葉もいただきました。
そのほか、キャンパスの植物について「時期はずれではありませんか」（教職員）というご意見、「モニター用紙にフォーラムを同封すると毎号二部届き無駄である。これについてご一考下さい」（教職員）という内容の提言がありました。
（内）
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