レヴェル・カレッジ |
ヒューマニティース・ライブラリー |
経済学部(筆者他) |
セントラル・ライブラリー(筆者) |
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)は,9つ(バークリー,デーヴィス,サンフランシスコ,サンタクルーズ,サンタバーバラ,リヴァーサイド,ロスアンジェルス,アーヴァイン,サンディエゴ)のカリフォルニア大学キャンパス中の1つであり,サンディエゴ市の北郊ラ・ホーヤに位置している。 キャンパスの歴史は比較的新しく,現在のスクリップス海洋学研究所の母体となる施設がラ・ホーヤに設置されたのが1912年,学部学生の受け入れを開始したのが64年である。その後急速に規模が拡大し,総合大学としての体裁を整えるに至った。現在カレッジが5,学部数が24,そのほとんどが博士課程の大学院を有している。 私は,82から85年にかけてと87から88年の期間に,研究のために同校経済学部に滞在した。米国の大学にしてはめずらしく,キャンパス一面芝生に蔽われているのではなく,鉄道の枕木にすべく植林されたユーカリの木の(結局実際の役には立たずに残ってしまった)林の中に建物が垣間見えるユニークな雰囲気のなかで,アメリカの大学生活を体験した。キャンパスの中のアパートで,中国人・韓国人・アメリカ人の友人たちと共同生活をしたことも今となっては懐かしく思い出される。ラ・ホーヤの気温は年間通して摂氏23,4度,夏には南カリフォルニアの日の光がさんさんと降り注ぐ戸外よりも暗い研究室の中の方が寒いと感じられた。 経済学部理論・計量経済学講座 宜名眞 勇(ぎなま・いさむ)
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