法学部


将来に備えた有意義な大学生活を

法学部長 水上 千之

 入学おめでとう
 大学受験から解放されてほっとしていることと思います。これから四年間の大学生活が始まるわけですが、四年間はあっという間に過ぎてしまいます。悔いのない学生生活を送って下さい。大学が自分に何を与えてくれるかを考えるよりも、自分で積極的に大学を利用することが必要です。図書館をはじめ大学には、利用できるものがたくさんあります。授業も教官も積極的に利用する対象です。大学を経由して大学外のものを利用することもできます。大学を利用しながら、自分に適した進路を見つけて下さい。
 今は、就職にしても、大学を出れば簡単に就職することができる時代でないこと諸君自身がよく知っていることと思います。就職には十分な学問を身につけることも要求されています。十分な情報を収集することも必要です。
 もちろん、健康に留意し、よい友だちをつくり、旅行その他の活動で大学生活をエンジョイすることも大切であることはいうまでもありません。健闘を祈ります。

 



新入生の皆さんへ

法学部学生 稗田 一義

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
 これから迎える大学生活について、皆さんは夢や希望とともに、一抹の不安も抱いていると思います。
 今まで皆さんが送ってきた学校生活と比べて、これからの大学生活はあらゆる意味で自由なものです。大学で自分の好きな分野を研究するのか、サークル活動に熱中するのか、大学に行かずにバイトに明け暮れる毎日を過ごすのか、これからの大学生活をどのように過ごすかはほとんどあなたの自由な意思によって決まると言えます。
 どのような大学生活を送るのかは自由ですが、その中で何か得るものがなければなりません。ただ漫然と大学生活を送ってしまうと、それは皆さんにとって意味のないものになってしまいます。ぜひ、あなたの自由な意思で意味のある充実した大学生活を創り上げてください。
(ひえだ・かずよし)

筆者左端
 

 



入学おめでとう

法学部学生  吉田 典史

 新入生のみなさん、入学おめでとう。
 大学受験という壁を乗り越えてホッとしていることだと思う。大学生活の四年間は、比較的のんびり自分探しのできる時間である。たくさん勉強して、たくさん遊んで、やりたいことをたくさん見つけることができると思う。やりたいことが見つかったら、それに精一杯うちこんでほしい。
 勉学、バイト、サークル、恋、友情、何でもいい。さまざまな経験をして、君の持っている資質を十分に伸ばしてほしい。それが十年後、二十年後の理想の自分になることに大きく関わってくる。
 卒業する時に、どれだけ多くの経験や知識、友人という財産を得たかで、君の将来は大きく違ってくる。輝く将来の君に向かって、自分の力でステップアップしていってほしい。
(よしだ・のりふみ)
平成八年 尚法会卒部式(筆者右端)
 
 
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