「就職講義」傍聴記  

平成10年4月24日(金) 午後3時から 総合科学部 K107教室



 今期より、国立大学で初めての「就職講義」が、広島大学で開講された。総合科目「グローバル時代の日本経済─職業選択の視点から─」である。
 就職を目指す学生のために企業や社会についての解説で、前期は基礎知識、後期は実際に社会人を招く形で構成される。東千田キャンパスとSCS(スペース・コラボレーションシステム:衛星を利用した通信講義)によって中継で講義する画期的な試みだ。
 講義は、西川教授による最近の世界経済や日本の現状についての話だった。昨年十一月のタイの通貨危機、香港での株下落、日本の銀行の不良債権についての話など、良く耳にする話題でフンフンと聴いていた。
 学生への質問も活発で、例えば「軽薄短小な産業は何か」「代表的な自動車メーカーを三つ。どこかね」といった質問にてきぱきと答える学生の姿が印象的だった。就職を数か月後に控えているためか、その態度は真剣そのもので、関心の高さが伺えた。
 入学したばかりの自分にとっては、就職はまだまだ先のことかも知れない。しかし確実に訪れる就職に対して、今の時期から関心を持ち、在学中に何をしておくべきか考えさせられた。日々の経済・企業などの情報に敏感になり、知識を蓄え、理解したい。
 来年からは一、二年生も聴講可能になるらしい。大勢の学生がつめかけ、にぎわうことを期待する。(T生)

 

広大フォーラム30期1号 目次に戻る