フォトエッセイ(38) キャンパスの植物

文・写真 重信 卓三(Shigenobu, Takuso)
広島大学名誉教授前保健管理センター所長  



保健管理センター周辺の花木
 

しだれ梅

ざくろ

コスモス

ピラカンサ

さるすべり

あじさい
  
 東広島キャンパスの保健管理センターの建設に際して、センター周辺の植樹の相談がありましたので、年中花が咲いているような植樹を希望しました。しかし、植えられたのはハナミズキの木のみ二十本くらいで、その年があの日照の大干ばつの年(平成六年)で二本を残して全部枯れてしまいました。
 枯れたあとに、私が思いつく数種の花木を植えたわけですが、土が悪くて生着するものが少ないなかで何とか咲いてくれたのが写真の花です。
 写真の「あじさい」は水が命のようで成育が悪く色も悪いのでこの写真は気に入らないのですが、季節柄ということで選びました。早春から咲く雪柳や桜、夾竹桃(きょうちくとう)、さるすべり、ざくろ、キンモクセイ、さざんかなど、何とか毎年花を咲かせてほしいと願っています。


   

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