世界の大学シリーズ41

ピッツバーグ大学 アメリカ合衆国






写真1:ピッツバーグ市の中心部

写真2:学生街のフォーブス通りから見たCathedral of Learning(勉学の聖堂)

写真3:Musculoskeletal Research Center から見たピッツバーグ大学のアメリカンフットボール専用球場

写真4:Musculoskeletal Reseach Centerからの風景

  
 ピッツバーグ大学は,米国ペンシルベニア州ピッツバーグ市にあり,地元ではPITTという愛称で親しまれています。
 ピッツバーグ市は,ペンシルベニア州のなかでは,フィラデルフィア市についで2番目に人口の多い都市で,アパラチア山脈の麓で,3つの川(モノレイア川,アレジェニー川とオハイオ川)の合流する地域です。古くは鉄鋼の街“Smoky city”として有名でしたが,1970年代からの都市再開発により現在では大学と病院の街として再生発展しています(写真1)。
 ピッツバーグ大学は,1787年に創立され,医学部をはじめ数多くの学部を有し,学生数は約36,000人です。街全体が山脈の麓ということで坂が多いため,大学の建物は坂道の途中にあったり,また,昔からの建物を利用しているものが多いため,キャンパスは広島大学の東広島キャンパスより狭く感じます(実際は51ヘクタールあるそうです)。
 大学のシンボルは、Cathedral of Learning(勉学の聖堂)で、高さ約160メートルのゴシック高層建築です(写真2)。
 筆者は、1995年から97年の2年間、医学部整形外科に付属するMusculokeletal Research CenterのSavio L-Y. Woo教授の下で膝関節靱帯の治癒に関する研究を行い,さらにアメリカ生活も楽しみました。この研究所は16階にあり,ここからの景色はなかなかのものでした(写真3,4)。研究の忙しいときには,ホットドッグなど を買ってきて,このフロアーに座り込んで景色を見ながら昼食をしていました(写真4) 。  
 
医学部整形外科 出家 正隆(でいえ・まさたか)



 



 

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