モニターから
さきの広大フォーラム第三号に対して寄せられたモニターからの意見を紹介します。回収状況は、教職員九名、学生五名、学外者三名の計十七名でした。
☆特集「広島大学の情報化戦略」について
「時宜に適っている」(教職員)、「情報化の意義を周知するよい特集」(教職員)、「共感が持て、応援する気持ちになった」(学生)、「これから情報環境の整備に取り組もうとする組織等にとっても非常に参考になる」(学外者)など、特集の企画自体についてはおおむね好評でした。
記事内容についても「情報メディア学研究科(仮称)を構想されていることはこの特集で初めて知った。広大フォーラムの役割が果たされている」(教職員)、「情報端末マップがよかった」(教職員)、「図書館データベースの素晴らしさがわかった」(学生)などの感想をいただきました。一方「図が小さくてわかりにくい」(教職員)、「情報化の記事は横書きの方が分かりやすいのでは」(学外)との指摘がありました。 特集記事で物足りなかった部分の指摘もいくつかいただきました。「情報化の”影“の部分について全く取り上げられないのは残念」(教職員)、「学生や教職員がどんなサービスを受けられるのか、もっと具体的に紹介してほしい」(教職員)、「机上だけの討論でなく学内を見てもらいたい。もっとオープンに利用できるように、学生からもっと意見を取り入れな
ければ器だけの無駄遣いで終わるような気がする」(学生)、「フォーラムの誌面で総合情報処理センターから具体的な利用法を提供するようなことも必要ではないか」(教職員)などの意見がありました。
特集記事の内容に呼応する形で広大の情報化の方向についての提言や批判、あるいは情報サービスに関する具体的な要望を紙幅いっぱいに書かれたモニターの方も数名おられ、この問題への関心の高さをあらためて認識させられました。
☆興味深かった記事は?
「開かれた学問『古くて新しい免疫学』」がずば抜けて好評でした。分かりやすく書かれており興味を持って読めた旨の回答が、半数以上のモニターから寄
せられました。
その他の記事についてもそれぞれ数名のモニターから興味や共感を持って読んだとの反響が寄せられています。
☆三号に関する意見
表紙については「今号の表紙は色彩が良く、目を引き付ける魅力があって大変良い」(教職員)、「フォーラムギャラリーを見てほっとした気持ちになった。たまにはこういった風景画も表紙にしてはどうか」(教職員)といった意見がありました。
“お知らせ”ページについて、「行事予定が掲載されているのは良い。もっと多くしてほしい」(教職員)、「大学祭の記事が小さくて残念、ぜひ大学祭の報告を大きく載せてほしい」(教職員)、「これなら、これから参加してみようと思う人も少なくないと思う。演奏会や公開講演等も今後ともぜひ紹介してほしい」(学外)などの意見をいただきました。
“フォーラム”欄の記事として掲載した「学内外交流への一論」と「教育実習を振り返って」に関連して、「今後とも学生、院生の声をフォーラムで積極的に取り上げるよう努力してほしい」(教職員)、「学生が自らの経験をどんどん載せることで、もっと学生にとって読みやすいフォーラムになる」(教職員)との意見が寄せられました。
また「見出しの数字表記の不統一が目についた」(学外)との指摘をいただきました。
☆広報委員会への意見・要望
広大フォーラムの全般的な記事内容について、「各種の構想を推進する方の一方的宣伝媒体になっているのではないか。構想内容の問題点や批判的考えも取
り上げていく必要がないか」(教職員)、「大学審議会での審議に関して特集してほしい」(教職員)、「“報道された広大”はやめてはどうか。日本の報道に巻き込まれることがまともなことだとは思われない。大学は必要なら自ら発信するべきである」(学外)、「“ニューズ・ダイジェスト”欄はジャンル別にまとめた方がいいのでは」(学外)などの要望が寄せられました。
また、「年八回発行という義務にとらわれることなくより充実した広報誌にしてほしい」(学外)との意見もいただきました。(岸)
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