大学祭あれこれ




十一月一日から七日までの文化週間を挟んで、学内でさまざまな大学祭が開かれた。
 東広島キャンパスで約一万五千人が集まった「大学祭」を皮切りに、広島市内では十四、十五日に医学部・歯学部の「霞祭」が開かれ、また、約四万人を集めて法学部、経済学部夜間主コースの「森戸祭」が八日に開催された。また、例年「大学祭」と同時に実施されてきた「学教祭」が十四、十五日の両日開催された。
 各実行委員からは次のとおり大学祭を終えた声が寄せられた。


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 「今年も東広島キャンパスでの大学祭も無事に終了し、キャンパスに吹く風も一層冷たく感じられる季節となってきました。まずはこのたびの第四十七回大学祭の開催にあたり、各方面においてご協力いただいた皆さんに心より御礼を申し上げ、感謝の意を表したいと思います。
 さて、私たちがこのたびの大学祭を企画、運営していくにあたり、広大生の東広島における閉鎖性というものを意識し、それを解決するということを目標の一つとして掲げてきました。
 広大生とはいったいどんな人たちなのか。それを表現し、公開できる場を提供することができたという点からみると、このたびの大学祭は成功したといえると思います。
 『まつり』という単語には、『非日常生を持ったイベント』という意味があります。しかし、広島大学の内と外との交流を行うことが日常のこととなれば、私たちにとって幸いだと思います」。(第四十七回広島大学大学祭実行委員長 小野 元)


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「今年も霞キャンパスで、第三十一回霞祭が開催されました。
 実行委員会が六月に結成され準備してきましたが、今年は例年と違い、飲食物の管理に重点がおかれました。というのも、世間では毒物事件が多発し、当実行委員会でも、バザーの出店には慎重を期してきました。それゆえに、無事霞祭が終了してほっとしています。
 霞祭では、霞アンサンブルやジャズ研究会による音楽演奏を聞きながらのカクテルタイム。外ステージでは霞クィーン決定戦。そのほか、茶道部によるお茶会や美術部の絵画展などに多くの人が足を停めていました。  最後になりましたが、諸先生方や学生課その他の皆様方に、誌面を借りて実行委員一同厚く御礼を申し上げます」。 (第三十一回霞祭実行委員長 鷲見 智威)


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 「四回目を迎えた今年の森戸祭は、過去に例のないたいへん大きな大学祭となりました。特に今回は、『千田わっしょい祭』とのタイアップによる開催で、入場者数約四万人という、とても大きな祭りとしての賑わいをつくることができました。
 また、現在のキャンパスの中ではなく、旧キャンパスだった東千田公園の旧森戸道路での開催は、森戸祭という名称の意味を夜間主コースの多くの学生に示すことができたのではないかと思います。
 森戸祭の創設に携わったメンバーは、今年度をもって卒業することになります。来年以降、次の世代の学生たちが新しい森戸祭をつくってくれることを切に願います」。(第四回森戸祭実行委員長 大賀 広之)


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 「去る十一月十四、十五日に学校教育学部周辺で学教祭を開催しました。今年は、大学祭と別日程で行い、より学校教育学部としての独自性を出し、地域の方々や子どもたち、他学部生との交流を深めようとさまざまな企画を準備してきました。
 各研究室で企画し、脚本を書き演劇をしたり、学部生と先生による討論の場を設け、『なぜ…キレる少年〜実態とその対策〜』と題して意見を交わしたりしました。
 また、日頃の学習活動を地域の方々や子どもたちに、楽しみながら体験していただくために、音楽研究室によるミニコンサートなどが開かれました。
 今回の学教祭では、多くの学部生がいろんな場面で自己表現でき、また、多くの子どもたちと地域の方々とふれあい、心と心の交流ができた温かい『学教祭』になったのではないかと思います」。(学教祭実行委員長 西村 綾子)




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