編 集 後 記
一部の学部では、本誌が山積みになっていて、ゴミと化しているとのこと。そこで各部局の配布状況を調べてみたら、確かにそういう学部もあるが、必ずしもそういう部局ばかりではなく、もう少し増やして欲しいという部局(特に小規模の部局)さえありました。早急に余っている所から足りない所に回すなど調整を図り、ムダなく、有効に配布されるようにしたいと考えています。多大な費用と時間をかけてせっかく良い広報誌を作っても、読もうにも読めない状況を、まずなくさなければならないのは言うまでもありません。
しかし、特に若い世代では「活字離れ」が進んでおり、最近は毎日の新聞さえ読まない学生が多いご時勢です。また情報が洪水のように氾濫している現代社会においては、情報は自ら選択して取り入れる時代なのです。人を惹き付ける、面白い情報でないと読んでもらえないのです。ましてや広報誌などは大体において面白くないものと相場が決まっています。
そういう「因果な」雑誌ではありますが、毎号非常に丹念に読んで下さる読者も少なからずいることを承知しているからこそ、われわれ広報委員は本誌の編集に日夜励めるわけです。特に、モニターから毎回寄せられる心のこもった回答を読ませていただき、改めるべきところは委員会で検討し、できるだけ改める努力をしていますが、力の及ばないことや「広報誌」という限界もあって、ご提案やご指摘がその通りに実現していないことや、改善されていない点も多々あろうかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
(第30期広報委員会委員長 井上研二)
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