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文学部長に田中教授
文学部は一月二十五日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、向山宏学部長の後任に田中逸郎教授を選出した。
任期は四月一日から二年間。
生物生産学部長に宮澤教授
生物生産学部は一月二十五日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、三國英實学部長の後任に宮澤啓輔教授を選出した。
任期は四月一日から二年間。
総合科学部長に江口教授
総合科学部は二月三日、生和秀敏学部長の副学長就任に伴う学部長選挙を行い、江口正晃教授を選出した。
任期は四月一日から生和学部長の残任期間の一年間。
原爆放射能医学研究所長に早川教授
原爆放射能医学研究所は二月八日、任期満了となる鎌田七男所長の後任に早川式彦教授を選出した。
任期は四月一日から二年間。
法学部長に高橋教授
法学部は二月十六日、任期満了に伴う学部長選挙を行い、水上千之学部長の後任に高橋弘教授を選出した。
任期は四月一日から二年間。
英国上院議員 ヒュー・トーマス卿による公開講演会を開催
大学院国際協力研究科は一月二十六日、中央図書館ライブラリーホールで英国上院議員のヒュー・トーマス卿による公開講演会を開催した。これは、本学の創立五十周年記念事業として行われたもの。
「歴史と新世界秩序」と題して英語で講演が行われ、約百名の学生・教職員が熱心に聴き入った。講演終了後の質疑応答においても活発な意見交換がなされ、さらに今後の国際協力の進め方についても討議された。
講演するヒュー・トーマス卿
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第二十三回広島大学平和科学シンポジウム
平和科学研究センターの行事として行っている「平和科学シンポジウム」が十二月五日午後、ヒロシマ国際会議場において「アジアの危機と日本の対応」をテーマとして開催された。アジア危機を単に経済の問題としてだけではなく、軍事、政治、環境など多様な視点から捉え直し日本の対応策を模索する試みであった。
パネリストとして四名の専門家を招待し、それぞれの専門立場から分析と提言を求めた。
パネリストと報告テーマは次のとおりである。
核の危機:吉田康彦(埼玉大学)
環境危機:臼井久和(フェリス女学院大学)
経済危機:小松正昭(広島大学)
政治危機:渡辺昭夫(青山学院大学)
パネリストの報告に続き、パネリスト全員と約五十名の参加者を交えた活発な討論を行った。
高校生のための現代数学入門講座
「教育上の例外措置」に関する文部省パイロット事業の一貫として、今年度も本学東千田キャンパスで公開講座第六回「高校生のための現代数学入門講座」が一月二十三日から二十四日までの二日間にわたって開設された。
講師には横浜国立大学根上生也助教授、千葉大学志賀弘典教授、北海道大学西森敏之教授、名古屋大学尾畑伸明助教授を招き、インターネットで学ぶグラフ理論入門―点と線の幾何学を体験しよう―連分数で遊ぼ―親亀の下に子亀、その下に孫亀―幾何学と不変量―数学オリンピックのある問題の別解―規則性と不規則性―ランダム性の楽しみ―といった話題で高校生や場合によっては中学生も楽しめる話があった。
演習では実際にインターネットで横浜国立大学にアクセスして勉強したり、賭け事の必勝法について討論などをした。
この時期は模擬試験等と重なったにもかかわらず、熱心な高校生約三十名と高校の先生方が十名程度参加し、和気あいあいとした講座となった。
なお、一日目の午後にはRCCテレビの取材があり、その日の夕刻のニュースで報道された。また、二月二十日には附属福山中・高等学校でクイズと情報という公開講座も行われた。
生物生産学部、オーストラリア国クィーンズランド大学
資源農獣医学部と学術・教育交流協定を締結
生物生産学部とオーストラリア国クィーンズランド大学資源農獣医学部との間に学術・教育交流協定が一月二十一日に締結された。
クィーンズランド大学は、一九一○年に設立され、約二八、○○○名の学生数を誇るオーストラリアで最も伝統のある最大規模の大学である。同大学は、かつて擁していた二十以上の学部を七学部に再編成し、次世紀における更なる発展に向けての着実な努力を重ねている大学である。同大学の研究・教育能力は、オーストラリアでは第一位に位置し、世界でも十指に入る。同大学の本部はブリスベーン市にあるが、今回協定を締結した資源農獣医学部はガットン・カレッジと称されるようにセントルシア市郊外のガットンに位置し、その発祥は本部より古い一八九七年に溯る。同カレッジは、森林・海洋資源関係、果樹・園芸関係、畜産関係、食品関係、および獣医関係の教育と研究を担当している。
今回の協定締結は、生物生産学部の畜産・植物関係の教官らの長年にわたる研究交流等によるものであるが、昨年に実施された生物生産学部畜産科学コースの海外畜産実習が大きな弾みになった。この実習では、畜産科学を専攻する三回生二十二名が二週間にわたってガットン・カレッジに滞在し、オーストラリアの粗放的大規模畜産を体験・実習した。
調印式は、ガットン・カレッジから学部長のピアソン教授を招き、生物生産学部で執り行われた。
ピアソン教授は、原田学長への表敬訪問、「オーストラリアの未来と農業」についての講演等のスケジュールをこなし、三日間の滞在の間、多数の教職員との懇親を通して、多くの情報交流をされた。
交流協定の調印式(三國学部長とピアソン学部長)
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学校教育学部の濱本助教授が連弾コンクールで第二位
学校教育学部の濱本恵康助教授が昨年十一月三日、第一回かやぶき音楽堂(京都府日吉町)ピアノデュオ連弾コンクールで第二位を受賞した。
これは、ピアノデュオとして世界的に活躍しているザイラー夫妻が設立した世界で初めての連弾コンクールである。審査員は、中田喜直、朝比奈千足らであった。ラヴェルのマ・メール・ロワ他三曲の演奏に対して優れていると認められたもの。
大学院生寺口君にポスター賞
工学研究科博士課程の寺口毅君が七月二十四日、日本化学会第七十四春季年会でポスター賞を受賞した。
これは、年会ポスターセッションで行った「テトラチアフルバレノフアンカチオンラジカル種のESR(電子スピン共鳴)研究」の発表が極めて優れていると認められたもの。
大学院生今村君に講演賞
工学研究科博士課程の今村公一君が十一月十六日、日本化学会第七十五秋季年会講演賞を受賞した。
これは、急速真空熱分解法による複素多環境芳香族化合物の簡便合成に関する研究がπ電子系化合物の化学の分野の進歩に貢献し、明快で説得力のある発表を行ったと評価されたもの。
附属中・高等学校、全国オーケストラフェスタに初出場
附属中・高等学校の管弦楽班が、一月九日、十日の両日、日本青年館(東京都新宿区)で開催された「第五回全国高等学校選抜オーケストラフェスタ」に初出場した。
この大会は、一般のコンクール形式はとっておらず、全国のスクールオーケストラ活動を行っている中・高校生が一堂に会し、互いの演奏を鑑賞しあうことによって親睦を深め、全国的なネットワークを開拓することを目的としている。
同管弦楽班は、大会第一日目のプログラム六番に出演し、シベリウスの「交響詩フィンランディア」とフェスタ用に生徒が選んだ映画「バックドラフト」のテーマ曲他の熱気あふれる演奏で満場の喝采を浴び、大好評を博した。
本大会への出場は、生徒たちに大きな自信と新たな展望をもたらす大変貴重な経験となった。
熱気溢れる演奏の管弦楽班
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ポイ捨てするな―ポケット灰皿を配布
学内ボランティアグループのキャンパスレンジャー(代表=野村正人・中央図書館職員)は、キャンパスでのタバコの吸い殻のポイ捨てをやめようと、十二月十七日の昼休みにポケット灰皿を配った。
応援の学生など四名は、北一福利会館前で幟を立て、通りかかる教職員や学生に「タバコを吸いますか」と確認しながら、ポケット灰皿を渡していた。
ポケット灰皿は、JTから千個寄附されたもので、この日はそのうち約二百個を配布したが、予想以上に「吸わない」と答えた教職員や学生が多かった。
ポケット灰皿をどうぞ
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主な戦績
12月
弓道部
第26回広島県学生弓道新人戦(於広島県総合体育館弓道場)
団体戦=優勝 広大Aチーム
個人戦=優勝 松本和紀
卓球部
第30回中国新人学生卓球選手権大会(於広島市中区スポーツセンター)
男子団体=ベスト8
男子ダブルス=準優勝(丸井・中田組)
ラグビー部
第19回中国大学ラグビー大会(於広島県総合グランド・ラグビー場)
優勝 (決勝戦○広島大×福山大●)
ワンダーフォーゲル部
ロードワンデリング(東広島市〜岩国市)
女子サッカー部
第7回全日本大学女子サッカー選手権大会(於神戸ユニバ競技場)
一回戦(●広島大×日体大○)
リズミックダンスクラブ
第8回公演―LIFE―(於広島県民文化センター)
パラグライダークラブ team P´s
第10回中国学生連盟冬合宿 in 神の倉(於広島市安佐北区白木町)
山口大、京都大、熊本大、大分大、福井県立大、広島大が参加
Balloon Club 有頂天
第2回阿蘇バルーンフェスタ
第14位(30機中)
1月
ラグビー部
第34回全国教育系大学ラグビーフットボール大会(於瑞穂ラグビー場)
優勝 (決勝戦○広島大×佐賀大●)
ワンダーフォーゲル部
'98スキー・雪上パートワンデリングin恐羅漢(於恐羅漢スキー場)
サッカー部
第4回全日本フットサル選手権大会(於有明コロシアム)
予選リーグ(●広大×ASPA FC○)
(●広大×FIRE FOX IPANEMA’S○)
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