教育学部

君はどんな 夢 を描いて大学を巣立つのか
 私から五代前の学部長で、私の恩師でもある山本多喜司先生は、卒業生に送る色紙に「随所に、主となれ」と書かれていた。先生の在職時代は、我が国の経済が成熟していたので、主となる機会は随所にあったように思う。
 しかし、経済敗戦と言われるように、昨今の我が国の将来はお先真っ暗の状態にあり、主となる場も到底見つけがたいのが現実である。しかし、ここでもう少し考えてみると、主となるのは己自身であり、決して周囲が与えてくれるものでないことは、昔も今も変わりない。要は、自分がこれまでやってきたことにどれくらい責任が持てるかが、随所で主となる可能性を引きだすのである。
 また、卒業生の全てが全て、主となることを望んでいる訳ではあるまい。ただ、卒業に際して、明日に夢を持って臨む気概は、不景気風の荒れ狂う今日といえども、誰もが持つことは必要がある。ただ、自分のこれまでに為したこと、それにどれだけの責任を負えるかが、夢の質やその実現可能性を高める決め手になると思う。
 そこで、私は卒業生の諸君に問いたい。君は明日にどんな夢を描いて、大学を巣立とうとしているのか。また、自分の過去に責任を負えるほどの気力を、大学で本当に養えたかを。(教育学部長 利島 保)
 
入学
ゼミ
 
 卒業にあたり一番に思うのは、四年の間に西条が好きになったということです。一年の頃は、何もない西条を歯痒く思う毎日でした。でも今は、気の許せる友だちがいっぱいいて、心から尊敬できる先生方がいる、ただそれだけでいいんだなぁっていう気がしています。(鳴海 大志)
 
 大学院では授業や研究を通して、理科教育についての目的・目標論、方法論、および内容学など多岐にわたる視角からの専門的な知見を得ることができた。また、学会発表やイギリスの中等学校を対象としたフィールドワークなどを通して研究方法を学ぶことができた。(葛西 優)
 
 私にとって四年間の学生生活は自分自身と向き合う日々でした。多くの人々との出会い、さまざまな体験を通して、自分自身に誇りを持てるようになりました。(渡邉 真由美)
 
実習
卒論
 
 来日して二年半が過ぎ、いつの間にか博士課程前期を修了する立場になった。この間、異文化を経験し、使う言葉は違っても私のことを思ってくれる先生や友だちができ、嬉しく思う。今後できれば日本で進学し、将来、韓国へ帰って日本のことを客観的に伝え、両国関係改善のために尽力したい。(南 得鉉)
 
 院での二年間。一年間は院生活に慣れることに費やし、残りの一年間は、自分を盛り立てて過ごしました。時には、退学届けを提出しそうにもなりましたが、先生や先輩、同輩たちの励ましの言葉で立ち直ることができました。皆さん二年間ありがとうございました! (野中 弥世)
 
 在学生の皆様、私の楽しかった大学生活ももうすぐ終わりです。終わってみると、我ながら学生生活を満喫したと自己満足に浸っています。皆様がどのような学生生活を送っても良いとは思いますが、悔いのないように過ごして下さい。(立花 巨樹)
 
そして・・・
 




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