ホワイトチェアプロジェクトは、一人ひとりが白いいすを購入し、賛同・協賛の方法で一つのアートを創り上げていきます。アートは、自然の美しさ、大切さを見つめ直し、自然とコミュニケーションするためのホールとなります。 そして、21世紀に向け、様々な空間を旅していくのです。 |
「水辺の時〜音」 三原市沼田川中土手 1999.6.12〜6.20 |
「降りつもる時〜音」 海田町ふるさと館 1999.4.17〜5.23 |
「水辺の時〜音」 三原市沼田川中土手 1999.6.12〜6.20 |
「休息のひと時〜音」 宮森洋一郎建築設計室 1997.7.23〜8.1 |
「小さな時〜音」 三良坂平和美術館 1999.3.13〜4.11 |
プロフィール 三桝 正典 (みます・まさのり) 1960年 広島県生まれ 1995年 広島大学附属東雲中学校赴任 1999年 ホワイトチェアプロジェクト開始 E-Mail: mmimasu@ipc.hiroshima-u.ac.jp URL: http://www2u.biglobe.ne.jp/~mimasu/ 写真撮影:烏田 泰史 |
美表象の変化 私たちの多くは、「美しさ」が絵の具、紙、布、石、土等の材料を使わないと表象できないと教えられたような気がします。また、同じように、美しさが道に咲いている一輪の花や落ちている石片から、建物、都市の構造、さらには、時間や季節によっても刻々と変化する山、海、川、砂漠まで我々を取り巻いているあらゆる環境にあることを習ってこなかった気がします。 三桝氏は空、海の波、砂、置かれた白いいすを通して、美世界を私たちに伝えようとしています。また、氏はこうした創作活動を通して、いす、空、海等の物理的環境は無論のこと、その中にいる人々の対人環境、さらには参加している人の心にも美が存在し、また、私達人間はいろいろな手段で美世界を表象できることを子ども達に伝えようとしています。このような先生にめぐり会えた子ども達は幸せです。あらゆる物や人、人の心に美を見つけることができる感受性の豊かな人間になっていくでしょう。 広島大学学校教育学部
教授 石井 眞治 (環境心理学) |