50周年記念会館を つくろう!
創立50周年記念事業委員会小委員会
委員長
牟 田 泰 三
広島大学は、新制大学として昭和二十四年(一九四九)五月三十一日に創立されてから、今年で丁度五十年目を迎えます(開学式は翌二十五年の十一月五日に行われております)。
広島大学創立五十周年記念事業委員会(委員長原田康夫学長)を中心として、いろいろな記念事業が企画されていることは、広大フォーラム前号でご覧のとおりです。
創立五十周年記念事業というものは五十年に一度のイベントであり、次は百周年までこんなことはありません。一生に一度の体験と言ってもいいでしょう。
この記念すべき時期に広島大学に居合わせたというだけでも幸運なことです。だから是非我々の力で記念になるようなものを広島大学に残したいものです。
国際会議等を開催できる多目的ホールがほしい
広島大学には設備の整った大会議場(多目的ホール)がありません。国際会議や国内の学会などを広島大学で開催しようとして、総合講演を行う場所がなくて困ったことはありませんか。来訪客のための設備のいい宿泊施設がほしいと思ったことはありませんか。ファカルティークラブのような、教職員交流の施設(学生への開放も可)がほしいと思いませんか。
委員会では、これらのニーズを満たすために創立五十周年記念会館(仮称)を造りたいと考え、評議会のご了承を得ております。この多目的ホールの用途としては、
・国際会議、国内学会、シンポジウム、講演会
・演奏会、演劇、映画鑑賞
・学内諸イベントの開催
・学外諸イベントへの協力
等を考えています。宿泊設備やファカルティークラブなども併設し、教職員の皆さんの便に供したいと考えています。入学式や卒業式にも使いたいところですが、そのためには三千席から四千席程度のホールが必要で、これは今回考えている規模にはおさまりきれません。残念ながら、入学式と卒業式は従来どおり運動公園の体育館を使うしかありません。
どんな建物がいいだろう
創立五十周年記念会館(仮称)を建設するとして、どんなイメージのものがいいでしょうか。これについてはまだ検討の段階であり、最終的な具体案は作成されていません。でも、およそこんなものがほしいというイメージ図ぐらいは考えています。ここに、施設部が作成した完成予想イメージ図を二例だけご紹介しましょう。
建物の案については、施設整備委員会において、具体案をさらに検討されております。学内構成員の皆さんからもご提案をどしどしお寄せ下さい。
記念会館ホールの内部はどんなものがいいでしょうか。これもまだ検討を始めたばかりですが、ざっとした概念図をご紹介しましょう。
座席数は八百から千席はほしいところです。学長はどうしても千席は必要だと強調しておられます。国際会議や演奏会を想定すると、館内の音響効果も十分に考慮した設計にする必要があります。内部の構成についても皆さんのご意見をどしどしお寄せ下さい。
場所はどこにしよう
場所は東広島キャンパス内の適当なところがいいでしょう。ただ、広島大学の東広島キャンパスも統合移転が完了してみると結構手狭になってしまい、あまり余地がありません。現在のところ、文学部南で、図書館と教育学部の間の傾斜地はどうだろうかと考えています。ここの斜面を利用して会館を造ろうというわけです。この件に関しては正式の審議を経ているわけではありません。ご意見をお寄せ下さい。
で、一体いくらぐらいかかるの?
さて、敷地は大学のものだからいいのですが、建物には建設費が必要です。そのためには勿論どこからか資金を調達する必要があります。広島大学創立五十周年記念事業後援会(竹林守会長)がこのために設置され、同窓会連合会にお願いして募金を始めました。我々学内現職の者もしかるべき貢献をして、創立五十周年記念会館(仮称)の設置に是非とも参加したいものです。すでに各部局には募金のお願いのご案内が届いていることと思います。また、名誉教授の先生方にもお願いすることになりました。是非、同窓生、現構成員並びに旧構成員の皆さんのご理解をいただきたいものだと思っています。
差し当たって募金目標額は十億円と設定しております。一方、原田学長は企業等からのご援助を仰ぐべく精力的に行動されており、こちらのほうは五億円を目標とされております。もし目標が達成され総額十五億となれば、ここで考えた規模の記念会館の建設は可能です。
皆さん、夢を持って記念会館建設を目指しましょう!
ご意見は
広島大学事務局総務部総務課へ
(電話 0824-24-6015)
広大フォーラム31期2号
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