![]() 第10回日本新工芸展(1988) 日本新工芸賞 躍 43×98×50cm |
![]() 第20回日本新工芸展(1998) 風花 61×60×36cm |
![]() 第21回日展(1989) 潮 65×72×60cm |
![]() 第9回日本新工芸展(1987) 水辺 96×45×45cm |
![]() 第13回日本新工芸展(1991) 花のいぶき 76.5×63×60cm |
![]() 第17回日本新工芸展(1995) 華麗に 25×62×54cm |
![]() 第16回日本新工芸展(1994) 水辺の朝 25×74×55cm |
![]() 第22回日展(1990) 濤 62×64×55cm |
工芸について 私の専門は金属工芸の中でも鍛金という技法を使った作品制作です。 (鍛金・板金や金属塊を金槌と当金などで打ち伸ばしたり、絞り込んだりして造形する伝統技法) 展覧会には、主にオブジェ的な作品を出品してきました。 鍛金をはじめとした金属工芸の歴史は古く、日本では弥生、古墳時代までに技術が大陸から伝わったようです。法隆寺や正倉院の遺物を見てもわかるように飛鳥、奈良時代までには技法は大成し、さらにそれ以後、手から手を経て発展してきました。 かつて「手仕事の国 日本」といわれるほど、手で創られた物にあふれていました。それを大切に使おうとする文化が今日失われつつあります。工業化やパソコンの発展を肯定こそすれ、否定するものではありません。身近に手作りの物が減り、それに触れる機会が減ったからこそ、学校教育の中で、先人の作り上げてきた、偉大な「手仕事の文化」を紹介し、実際に制作することが大切だと思います。 今後も、今を生きる私の工芸を模索していくつもりです。また学校では、手仕事の文化を紹介し、実際に手作業を通して生徒に創ることの魅力を感じてもらえたらよいと思っています。 |
![]() 尾澤 勇 (おざわ いさむ) 1964年 東京生まれ 1982年 東京都立工芸高等学校金属工芸科卒業 1987年 東京学芸大学美術科工芸専修卒業 1989年 東京学芸大学大学院修士課程修了 1989年 東京学芸大学工芸研究室研究生 1990〜99年3月 東京都公立中学校美術科教諭 1999年4月 広島大学附属中・高等学校 美術・工芸 赴任 作歴 1987年 第9回 日本新工芸展初入選 於:渋谷東急本店 1988年 第10回 日本新工芸展 日本新工芸賞受賞 於:渋谷東急本店 1989年 第21回 日展初入選 於:東京都美術館 以後今日まで制作活動を続ける E-Mail: ozawa@ipc.hiroshima-u.ac.jp |