自著を語る

『先輩のふたこと・みこと
−就職と人生のサラリーマン・エッセイ−』

著者/若宮清行
 (四六判,199ページ)
 1,500円(税込)
 1999年/若宮清行
 



 この「エッセイ集」は、私がサラリーマン現役引退後のライフワークの一つとして、今年二月下旬に自費出版したものです。
 当然のことながら、出版の費用は中クラスの新車一台分くらいかかりました。そんなことに老後の資金を使い込んで、生活の心配はないのか?と気づかってくださる方もあります。ありがたいことです。その資金は、自分の生命保険を解約して充てました。「死んでからでは遅すぎる」と思ったのです。

就職と人生を語る
 現在私は、母校広島大学の学生就職センターで、相談員として、若い後輩たちに就職活動のアドバイスをしております。
 いま世間は就職氷河期、それも「超」の字がつく厳しい状況です。それだけに、学生諸君も危機感を持ち真剣ですが、その反面「エントリーシートの上手な書き方」「ハウツー面接」など就職活動のテクニックに走る傾向がみられます。
 実社会のことについては、まだ未体験のことが多い後輩たちですから、これらの就職ノウハウについても、私の人事・採用担当の経験をふまえて、懇切ていねいにアドバイスしております。
 しかし、私の本当の願いは、就職をきっかけとして、これまでぼんやりとしか頭になかったはずの「自分の人生」について、若い人たちに本気で考え始めてほしいということです。
 「就職のことで頭が一杯なのに、なぜ人生なのですか?」「それは、私のエッセイを読んでいただけば、よく分かります。」・・・この本は、広大生協書店で扱っています。


プロフィール        
(わかみや・きよゆき)
☆一九五九年 広島大学政経学部卒
☆民間企業で人事・採用担当四十年
☆学生就職センター相談員
☆広島県経営者協会常任理事





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