イベント・アラカルト
−50周年記念事業ご案内−
創立50周年記念事業委員会小委員会
委員長
牟 田 泰 三
いよいよ五十周年記念式典!
広島大学は、昭和二十四年に新制大学として創設されて、今年で五十年目を迎えることは皆さんご存じのとおりです。その記念式典は、創立記念日十一月五日に西体育館武道場にて行われます。式典は、武者小路千家家元による献茶から始まり、教育学部音楽科交響楽団による大学祝典序曲の演奏の順に執り行われます。式典への出席は各界からの招待者と学内の教職員などに限られます。記念式典に引き続き、祝賀会が催されます。
宇宙飛行士向井千秋さん来る
昨年の十月二十九日にスペースシャトル「ディスカバリー」号で宇宙に飛び立ち、ちょうど広大の開学記念日頃には、地球を廻りながら数々の重要な実験をこなした宇宙飛行士向井千秋さんが、今年の五十周年を記念して講演をしてくださることになりました。演題は「宇宙体験から近未来の科学へ(仮題)」で、会場は東広島運動公園体育館を予定しています。
向井千秋さんは、昭和五十二年、慶應義塾大学医学部卒で、同大助手を経て宇宙開発事業団に入社され、NASAのジョンソン宇宙センターで研究に従事された後、スペースシャトルの搭乗科学技術者に選ばれ、一九九四年の微少重力実験室計画でシャトルSTS-65に、また、一九九八年の宇宙医学分野の実験では、ジョン・グレン飛行士とともにシャトルSTS-95に搭乗されております。
向井千秋さん(中央)
向井さんの乗ったスペースシャトル「ディスカバリー」号
歌劇「蝶々夫人」の公演
プッチーニ作曲歌劇「蝶々夫人」全二幕を、広島大学の教職員・学生を中心としたキャストで公演します。東広島公演は中央公民館大ホールで式典の翌日十一月六日に行われ、入場は無料です。広島公演はアステールプラザ大ホールで十一月十三日と十四日の二日行われ、こちらは有料です。ピンカートン役は我が原田学長です。乞うご期待。
オペラ公演ポスター(学長の手作り)
カモン!・・・
体育会等が中心となって行うイベントとして、「カモン!スポーツ」、「カモン!ミュージック」、「カモン!ファイヤーワークス」、「カモン!シアター」が十一月七日(日)に行われます。これらは読んで字のごとしで、広大のスポーツ施設を開放したスポーツイベント、音協による演奏会、打ち上げ花火大会、映画鑑賞会です。なお、十一月五〜七日は「カモン!フェスティバル」というキャッチフレーズで大学祭も行います。
学部間ウォークラリー
これは東広島市との共催事業として行うものです。広島大学東広島キャンパス内の各部局は十一月七日(日)に部局公開行事を行いますが、これに参加した人にできるだけ多くの部局を回ってスタンプを集めてもらおうという趣向です。公開部局を三カ所以上回った方には記念シャープペンシルが贈られます。
各学部事業
十一月七日(日)には、大学祭と連携して各部局による部局公開が行われます。そのほか、学部独自の事業も組まれており、シンポジウム、公開講演会、公開講座など盛り沢山です。詳細は日程表をご覧下さい。
記念植樹による「国際の森」創設
現在広島大学と大学間交流協定を結んでいる大学と樹木を交換し、これをまとめて中央図書館南に植樹し、「国際の森」と名付けようという構想です。この計画は毎年続けることとし、今年度は十五校を対象として交渉中です。このうちすでに七校から快諾を得ております。北京師範学校からは立派な石碑も送られてきております。
中央図書館南側が種々の木々でうまり、教職員と学生の憩いの場として木陰を与えてくれるであろうと楽しみにしています。
創立五十周年記念会館をつくろう
すでにフォーラムの先号でもご説明しましたが、創立五十周年を記念して、国際会議や演奏会などが開催できる多目的ホールを建設したいと考えております。
このための募金の依頼はすでに同窓会、現教職員、名誉教授の皆さんのところへ届いていることと思います。出費の多い折から大変心苦しいのですが、五十年に一度の機会に、是非とも後世に残る利用価値の高い施設を作りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
学長のご尽力により、この多目的ホールには、教職員のためのファカルティークラブ(レストランを含む交流施設)と宿泊施設を併設する目途がすでに立っております。また、企業等からの募金も学長のご尽力で相当に集まっております。
ここで国際会議を開く第一号はどなたになるのでしょうか。
企画展「森戸辰男とその時代」
初代学長森戸辰男先生の蔵書、関係文書等のうち、整理できたものを公開展示します。十一月四日から十二日までの間、場所は中央図書館一階です。入場は勿論無料です。
五十年史の刊行
この特集でも取り上げられているように、広島大学の五十年を振り返る『五十年史』が刊行されます。この作業のために、五十年史編集室が設置され、現在精力的に編纂作業が行われています。五十年史は、「図説・年表」編と「通史・資料」編に分かれ、先ず図説・年表が十月に刊行されます。この図説・年表は記念式典の出席者には全員配布されます。通史・資料は膨大なもので、さらに時間がかかる予定です。
http://www.bur.hiroshima-u.ac.jp/~50shunen/index-j.htm
もご参照ください。
広大フォーラム31期3号
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