一年を振り返って
様々な活動の中でも一番力の入ったものは、昨年十二月十七日に開かれた広島大学外国人留学生懇親会です。この懇親会は毎年学長が主催し、留学生やその担当教官、外国人研究員、関係者等を招待するものであり、それまでの学内の活動に比べると全く規模の異なるものでした。「新しく誕生した国際交流ボランティアのスタッフに、出席者相互の親睦を深めるためのアトラクションを企画・運営してもらいたい」という期待に応えようと、私たちは会議に会議を重ねました。そして、従来行われていた留学生による出し物に加え、数字の代わりに留学生の出身国名を用いたビンゴ大会、ボランティアによるハンドベルの演奏、参加者全員による“We are the world”の合唱を提案し、準備しました。留学生の出し物の募集やビンゴ大会の準備、プログラム作成等の作業と並行して、ハンドベルと合唱の練習を行ったので、懇親会直前の2週間前はかなり忙しくなりました。初めての活動だったためいくつかのハプニングもありましたが、どうにか成功を収めることができました。あの時感じた、言葉では言い表せないほどの達成感や感動は今でも心に強く残っています。
留学生懇親会のスタッフとして共に活動した私たちは、その後も何か大きな絆のようなもので結ばれ、メールを交わしては集まり、話に花を咲かせたりしています。共に考え苦しみ、最後に思いきり笑うことのできた時、人との関係はより深くなり、自分を成長させることができるのだと強く感じました。「仲間」というのはこういうことをいうのだろうと思います。