弾塑性力学は、固体(主に金属材料)の弾性(固体変形後に力を取り除くと完全に元の形状に戻る性質)および塑性(永久変形が生じる性質)変形に関する力学である。これは、機械、土木、建築などの分野における強度(壊れにくさ)や剛性(変形のしにくさ)を考えた構造物や種々の製品の設計、塑性加工に代表される材料加工プロセスの解析には不可欠の学問である。とりわけ近年ではコンピュータそのものの大規模・高速化に伴い、弾塑性力学を用いて、実際の製品に近いものの強度解析や加工プロセスのシミュレーションが可能となってきている(自動車の衝突シミュレーションなどの映像をテレビなどで見ることもあるが、これもその例のひとつである)。
プロフィール (よしだ・ふさひと) ☆一九四九年 千葉県生まれ ☆一九七二年 東京工業大学工学部機械物理工学科卒業 ☆一九九四年 広島大学工学部第一類(機械系)教授 ☆専門 固体力学とその応用(特に塑性加工) |