−新機種導入− |
● はじめに 総合情報処理センターでは、二〇〇〇年四月から新機種を用いて新しいサービスを開始します。大きく分けて、コミュニケーション支援、情報処理支援、全学規模端末サービスの三つです。止まらないコミュニケーション支援サーバ、使いやすい課金体系、最先端の科学技術計算のサポートを基本方針とします。その詳しい内容は、 http://www.ipc.hiroshima-u.ac.jp/announce/jikishu/ を参照していただくことにして、この記事では、導入予定システムの構成と情報セキュリティ、アカウント体系の概略を紹介し、現行システムから次期システムへの移行の際の注意点を述べます。 ● システム構成 コミュニケーション支援サーバシステムは、WWWページの公開と電子メール、ネットニュースの配送が主な役割です。大学のコミュニケーション用情報システムの中枢ともいうべき部分ですので、停電以外では停止しないことを目標に、安定したサービス提供が行えるよう機器構成が二重、三重になっています。 情報処理支援システムは、高速演算と各種研究用アプリケーションの提供を役割とします。これまでは研究活動のみをサポートしてきたのですが、課金体系を見直して教育目的でも利用しやすいサービスを提供します。高速演算については現在の七倍程度のCPU性能になります。 コミュニケーション・教育用情報処理システムは、情報教育研究センター、附属図書館、総務部企画室、霞キャンパス、東千田キャンパスの諸部局等と連携して行うクライアントサービスです。将来の情報環境を見据えつつ、情報教育用とオープンスペース用のLinux環境約三五〇台を中心に、事務情報入力用のWindows環境約二〇〇台など、学内端末を積極的に設置します。(図1)
● 情報セキュリティ ネットワーク時代の社会的責任が果たせるセキュリティレベルの確保も次期センターサービス開始にあたっての重点項目です。たとえばセンター利用のためのパスワードについてはできるだけ統一してパスワード管理を容易にする一方、頻繁な変更など厳重な管理をしてもらえるよう広報や告知を行います。 また、ネットワーク上に流れるデータを暗号化するツールを積極的に導入することにより、センターの情報システムを利用する際の安全性を高める計画です。 ● アカウント体系 新しいアカウント体系は、セキュリティ向上のために大幅に単純化し、次の三通りとする予定です。(図2) ・個人アカウント─広島大学構成員全員が取得できるアカウントです。 ・グループアカウント─グループのメンバー登録を行う新しい代表アカウントです。 ・講習会用アカウント─講習会、研究会などのためのアカウントです。 一人一アカウントを原則とします。 (一部学外の方にも、個人アカウントを発行できるように検討中です) なお、現在の一般アカウント、講義用アカウントと業務用アカウントは廃止する方向ですが、その際サービスの低下を招かないように必要な措置も併せて検討中です。 このアカウント体系に加え「教育・研究への利用促進」を合言葉に、課金体系も大幅に見直しています。ご期待ください。
● システム移行時の注意点 ファイル等の移行はできるだけ総合情報処理センターのシステム管理者が行うようにしますが、以下の点に注意してください。 ・メールアドレス、ホームページのURLが変わります。 新しいメールアドレス、URLは、それぞれ、次の通りです。 (図3)
CGI、演算サーバ等利用者は、プログラムが動かなくなる場合があります。各自でプログラムの動作を確認してください。 ・廃止されるサービスがあります。 アカウント体系の箇所でも触れましたように、一般アカウント、講義用アカウントと業務用アカウントが廃止されます。該当サービス利用者は総合情報処理センターからのお知らせに注意してください。教育学部端末室もセキュリティ確保が困難ですので廃止されます。 なお、具体的な対処方法、情報教育研究センターからの移行方法、古いファイルの置き場所等については、新サービスのURLを参照してください。 ● おわりに 以上、簡単に総合情報処理センターの新しい機種とサービスについて述べました。詳しい情報については見出しにある新サービスのURLをご覧ください。 |