人の身体は基本的に左右対称である。しかし中身をみるとふつう心臓は左にあり、肺の左右は全く同じではない。脳には左右性があり、左右で機能も異なる。また、左利きが約一割というのが世界共通であるが、なぜそうなっているのか。こんな素朴な疑問から発して生物界の左右性の問題を列挙しつつ、これに焦点を当てて纏めたのが本書である。
プロフィール (ねひら・くにと) ☆一九三六年 広島市生まれ ☆一九六六年 広島大学大学院博士課程修了(理学博士) ☆一九八三年 広島大学総合科学部 教授 ☆専門分野 植物系統学・植物生態学 ☆主要著書 『系統進化をたどる』(共立出版、一九八二)、マルグリス・シュヴァルツ著『五つの王国』(共訳)(日経サイエンス、一九八七)、『進化をどう理解するか―第2版―』(共立出版、一九九一) |