私の広島大学は東千田キャンパス

 竹 野 節 夫(たけの せつお) 理学部地球惑星物質学講座 


〈部局歴〉
 昭和40・4 理学部
   
 


 私は、東千田キャンパス時代の附属中学・高等学校で学び、広島大学に進学しました。
大学院博士課程修了直後から助手になって以後、数年間の外国生活を除けば、東広島市への移転まで人生の殆どすべてを、東千田キャンパスで過ごしてきています。ですから、私にとって広島大学といえばそれは東千田キャンパスのことで、西条キャンパスは最後まで借り住まいの場所という印象が拭えませんでした。
 伝統ある東千田キャンパスから西条への移転決定に関与された先生方は、はるか昔に退官されています。コンパで学生たちとお酒を飲んでも、彼らが車で帰宅するかもと思えばくつろげるものではありません。独立行政法人化など、大学は大きく変わろうとしています。若い先生方には、機会がある度に自分の意見を積極的に述べて頂きたいものです。意見が受け入れられる保証はありませんが、発言の機会だけは、昔より多くなっていると思います。


1963年教室開講20周年に作成した恐竜(沖村雄二名誉教授撮影)と、
1997年グリーンフェスタ会場となった旧理学部1号館前で孫娘とともに




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