誇り・勇気・思い遣り・努力を

 矢 島  浩(やじま ひろし) 工学部第四類構造システム講座 


〈部局歴〉
 昭和35・4 (民間)
 平成6・4 工学部
   
 


 平成六年四月に広大に来て、早や六年が過ぎようとしています。専攻主任、就職担当、教室主任、類主任を経験しましたが、教務などの基礎の単位が取得できていなかったために、周囲にはかなり御迷惑をおかけしたものと、大変申しわけなく思っております。
 工学の世界で飯を食べる者は、人間の生活をより便利にするモノをつくる義務がある。つくったモノが、全寿命、機能を全うするか、ある時、突然壊れてしまうかは、自然現象であり、つくった者、メンテナンスした者の能力で全てが決まる。ということを学生に伝えようと、胸をふくらませて、六年前に広大に来ました。
 授業中に思い切り怒鳴ったこと、ゼミ旅行で四十年振りにスキーをやったことなど、楽しい思い出がたくさん残った六年間でした。
 二十一世紀を担う青年は、誇りと、勇気と、思い遣りをもって、堂々と行動し、何事にも努力してほしいと常に願っております。


大山へのスキーゼミ旅行(1997年1月、筆者前列左から2人目)



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