総合科学部

卒業おめでとう

総合科学部長 江口 正晃




 二千年紀の始まりという記念すべき年に卒業を迎えられる皆さんに心からの祝福を送ります。瞬時に世界中の情報が得られるインターネットや、国際的資本の集中化等に象徴されるグローバル化の波が押し寄せ、わが国は厳しい国際競争の中で生きていかなければなりません。このような中で、活き活きとした二十一世紀の日本を創るために、皆さん達の力が期待されるところです。  巣立っていく皆さんが、新しい世界(人によっては社会であり、大学院研究科)で出会うであろう問題や、上で述べた大きな課題に対しても、これまで総合科学部で培ってきた幅広い視野と総合的な問題解析力・判断力を武器に、果敢に挑戦してくれること、そして、世界を舞台に飛び翔ることを我々は心から祈念しています。皆さんたちの活躍が後に続く後輩たちに大きな励みとなり、将来の広島大学の発展を支えることにもなります。

 

信頼できる仲間とも出会った

『自分で歩いて見て聞いて味わうこと』

地域文化コース 福島 聡子

 何ごとも意外な一面を見つけるとわくわくする。人間はもちろん、街やモノなどなんでも、少し視点を変え、いつもと違う接し方で違ってくる。本、雑誌、テレビ、インターネットから情報を得られるけど、できるだけ自分で接する方が確かなものになる。他人の知識、イメージや噂を絶対的に信用し、それで全てだと信じていては、面白いことや素敵な人も逃してしまう!

 



『お世話になりました』

生体行動科学コース 石橋 淳也

 これまでチームメイトには恵まれてきたと思う。二十二年間で多くの人と会ってきたが、やはりその中でも懐かしく思いだし、またもっとも信頼ができるのは、何かに一生懸命打ち込んだときのチームメイトたちだと思う。そういう意味で、大学生活には後悔が残る。一生懸命になることを「どんくさい」と思いはしなかった、と言えば嘘になる。支えてくれた方々に、改めてお礼とお詫びを言いたいと思います。

 



『大学生活を振り返って』

外国語コース 楽 裕介

 四年間の大学生活のなかで一番思い出に残っているのは、友達と二人で東南アジアに旅行に行ったことです。一カ月もタイやベトナムですごした日々は、なにもかもが新鮮で、自分が旅行が好きだっていうことをさらに実感しました。やはり、大学のときほど自由な時間がとれるときはなかなかないと思うから、やりたいことは今この大学時代にやるべきだと思います。

 



大学生活スタートから早4年・・・

広大フォーラム31期6号 目次に戻る