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国際旗併用の大学旗、国旗掲揚を!

文・ 久保田 清(Kubota,Kiyoshi)
  生物生産学部
 広島大学が発祥になって欲しいと思い「国際旗併用の大学旗、国旗掲揚」の提案をします。国際旗がまだなければ太陽の丸の国旗と対照的な地球の青い丸でもよいと思います。それに下記の案のように気、水、地、人などを図柄化したものを提案してもよいと思います。取り敢えずは、手近にある国際連合旗でもよいと思います。法令が国際旗併用の国旗掲揚を禁止していないので可能です。広島市長の八月六日の平和宣言と原爆慰霊碑の碑文が国際的に報道され「国際平和」に役立っています。平和都市発祥の広島大学の入学式、卒業式での学長訓話と国際旗併用の大学旗、国旗掲揚が国際的に報道され「国際親和」に役立って欲しいと思います。
 昨年、地元教育界で国旗、国歌制定法令化を前に管理職の方々が悩まれ残念なことに犠牲者が出ました。慎んで哀悼の意を表します。広島大学は世界で最初に原爆を受け平和都市の名乗りをした広島市で発祥しました。地元の最高学府であり国内教育界から注目を受けています。広島大学の教育関係者から発言がなかったのは政治的問題となり公務員という立場だったからと思います。公務員は法令化すると法令に従う義務があります。この度の提案は、過去の「相対する意見」を鑑みての提案でもあります。
 個人は、家族、近隣、学校、職場、地方組織、国家、国際社会の中で、支援を受け貢献する喜びを感じて幸せです。大学旗,校旗、県旗などを持って 国内大会、国旗をもってオリンピック参加等をしてきています。旗が自他共栄的な交流と錬磨とに役立っています。他打自栄的(造語)猛進のとき、防衛対応するとき等でも旗が使われます。お互いの旗を並べて喜び合うのに使って欲しく、大学旗,校旗を持って他校と喧嘩するとか、国旗をもって他国と戦争するとかなど他人に迷惑をかける使い方はして欲しくないです。
 入学式、卒業式のときに「大学旗を中心にして左右に国旗と国際旗」とがあると、卒業した学生が思い起こして「国際人になろう」と思うでしょう。また、壇上の片隅に参加留学生の国の国旗を整列させてもよいと思います。多くの留学生が帰国して、広島大学を思い起こして国際旗併用を普及させるなどして国際親和で活躍するでしょう。食糧、エネルギー資源が乏しい狭い国土であるだけに、国際的ムードで「若者」を育み、各分野にわたり国際的に活躍する方々が多く出るようになって欲しいと思います。
 軍事童謡「兵隊さんは勇ましい」などで育くまれ、反戦歌「二度と許すまじ原爆を」、労働歌「流れる汗に未来をこめて」等を経て、現在は、他界した父が歌っていた「今年六十のお爺さん」などを口ずさんでいます。子供のときに見聞きして育まれた「性格から抜け切れない」ことから思うと、若い時に体験した社会環境の影響は多大であると思います。
 「明治維新」では、開国して植民地支配されないよう廃藩置県化などして「国内和」の時代にしました。現在は欧州が連合化するなどしている時代で、国際的に取り残されないようにしたく思います。独立行政法人化などの改革が進行する中で「相対する意見」を鑑みながら、国旗に国際旗併用の掲揚推奨の提案等をし、国際置国化(造語)して「国際和」の時代に向かわせたく思います。後世の者に「平成維新」があったと言わせたく思います。
 世界の子供たちから「好きな国旗が二つある。一つは赤十字の旗に似た永世中立を願う国『スイスの旗』、もう一つは国際旗を照らし掲揚される太陽の丸の国際平和を願い原爆を持たない国『日本の旗』です」と言われたく思います。


 図柄化の叩き台です。国連旗が普及していますが、それとは別に子供が描ける図柄で地球環境の大切さと社会人、国際人としてのあり方を理解させられる国際旗があってもよいと思います。外円は地球の輪郭で、内部の4つの三角と2つの円は、脈動している地球の回転を示し、交互に背負い助け合っている2人の人間「夫婦間、異国間等」です。青色の左上が気で、右下が水「海洋等」です。緑色は地の植物「森林等」です。人間は黄色です。「自然の美しい気、水の青色と地の緑色を大切にして、お互いに助け合って生活しましょう」との願いを込めています。
 黒白表示、凹凸表示のときには、青色と緑色とが黒色表示、凸表示です。


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