二〇〇〇年、ミレニアムの正月は、例年になく格別の思いで迎えることができた。ほかでもない、「今年こそ完成させよう」と正月の度に思い続けながら、なかなか完成しなかったアルトゥール・カウフマン博士の大著『責任原理─刑法的・法哲学的研究─』の出版が新年早々に実現できる運びとなったからである。十六年間にわたる訳業との格闘についに終止符を打てるかと思うと、苦労した日々の様々な思いが脳裏をよぎった。
プロフィール (かい・かつのり) ☆一九五四年大分県生まれ ☆一九七七年九州大学法学部卒業 ☆一九八二年九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得 ☆一九九三年広島大学法学部教授 ☆専門分野:刑法、医事法 ☆著書:『国民の司法参加と司法改革』(共編著、成文堂、一九九七年)、『出産前後の環境』(共著、昭和堂、一九九九年)『刑法各論』(共著、青林書院、一九九八年)等 ☆趣味:ソフトボール、釣り、囲碁、カープの応援、日本酒(純米酒)の品定め |