昨年、国立大学の独立行政法人化(独法化)問題が急浮上してから一年が経過しました。今春には政治レベルに発展してにわかに緊迫度を増し、「独立行政法人」でなく「国立大学法人」という話も出る中で、文部省による「特例措置」の具体が示される「平成12年度の早い時期」を、まもなく迎えようとしています。 私は、本学評議会のマスタープラン部会の独法化問題検討ワーキンググループ(WG)の一員として、この問題の情報収集・整理にあたり、その検討報告(以下、「報告」とする)の作成に参画しました。そのため本特集に私の寄稿が依頼されたと思いますが、本稿では個人として、皆様に「独法化」を考える素材を提供することにします。なお表題のうち、「何を」は立場を越えて直面する課題の整理ですが、「どう」には価値観が入りますので、前者では「報告」を紹介し、後者では私見を述べます。 |
一 何を考えるべきか? ─WG報告より─
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広島大学事務局 |
二 どう考えるべきか?
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東広島キャンパス |
霞キャンパス |
東千田キャンパス |
プロフィール (さとう・きよたか) ☆生物生産学部食品科学講座教授 ☆専門 食品物理学(食品・生体分子の分子集合体の物理解析) |