広島大学に学んで


大学院社会科学研究科経済学専攻
下川 信宏
 私はこの春入学の大学院一年生のものです。時が経つのは早いもので、入学から早七カ月が経とうとしています。このたびは、私の入学の動機や現在の心境、今後の思い等を述べさせていただきます。
 私は会計事務所に勤務しており、お客様の経理面の相談から税務の申告等々をお手伝いする仕事を行っています。ちなみに私は経済学部の出身でありますが、十年以上前に勉強した事は記憶の彼方にありました。そこで、自分が行っている仕事を更に広い視野から考える事ができればもっといい仕事ができるはずと考え、広島大学の社会人選抜の修士専修コースを思いついたのです。
 入学して、改めて経済の仕組みを様々な理論や数式で分析したり、現在の日本の財政状況等を学ぶ事は、一社会人の私にとって間接的ではありますが、日々の仕事に役立つことばかりです。そういう意味でも経済学は、現在の仕事を行う上で基礎であり、今後、自分の大きな財産になると感じています。
 今年からは、マネジメント専攻もでき、更に実践的な講義も用意されているようです。最近は、経済学以外の講義にも興味がわき、マネジメントの講義や法学関係の講義も今後受講してみたいと思っています。そして、卒業後も様々な教官方にご指導いただき自分の仕事に生かしていく所存です。
 最後に大学への期待を申し上げたいと思います。広島大学は他大学に先駆けて社会人向けの制度を設置されましたが、仕事をしながら学びたい方は多くいらっしゃると思います。今後も更に社会人向けの制度・コースを開設して多くの社会人に門戸を広げていただくことを望んでいます。




◇広島大学経済学部卒、(株)リクルートを経て、香取会計事務所勤務



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