フォトエッセイ(55) キャンパスの生物


文写真・内 藤 和 典(Naito, Kazunori)
教育学研究科 科学文化教育学専攻
       自然システム教育学専修
           


 プランクトン(浮遊生物) 
Plankton
 

ケンミジンコ

ミカヅキモ

ゾウミジンコ

ツヅミモ

ツキガタワムシ
  
 
 「私たちも生きています。」
 「小さいけれども太く強くたくましく生きています。」
目には見えないけど池の中からそう語りかける声が聞こえませんか?
私たちの身近な池や川、そして、海の中からも…。
 私たちの肉眼では、はっきりとその姿を見ることができない生き物がいます。
 それらは顕微鏡を通して初めて、その姿を見ることができます。
 その生き物はプランクトンと呼ばれ、海洋・湖沼・河川などの水中で浮遊生活し、泳力をもたないか、あっても小さいために水の動きに逆らって自らの位置を保持できない生物のことをいい、池などで見られるものは通常一_以下の大きさで、様々な種類がひしめきあっています。
 この中のミジンコ、ケンミジンコ、ミカヅキモなどは、広島大学のキャンパス内だけでなく全国のどこでも一般的に見られる種類です。
 皆さんも池の中にこの様な生き物が、生活していることを心にとめて池という環境を見てはいかがでしょうか?


   

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