元気の素

 中 倉 蔦 子(なかくら つたこ) 歯学部事務部


〈部局歴〉
 昭和34・3 (民間)
   36・7 医学部附属病院
   42・6 歯学部附属病院
 平成2・4 学校教育学部
   6・4 歯学部
 

   
 

 独立行政法人化問題、定員削減、外注化等大きな波のうねりを前に、また、二十世紀を送り二十一世紀を迎えた三月末日をもって定年退職いたします。
 医学部を振り出しに歯学部、学校教育学部、再度歯学部と三十九年九カ月の在職期間を振り返ってみますと、まるで絵巻物を見るように次々と思い出されます。学園紛争、広島大学移転、電算化、組織の統廃合・新設等の改革が進められてきました。
 学校教育学部の四年間は学務関係、医学部の約六年間そして歯学部では医事関係(主に診療報酬担当)に携わり、様々な職種の方々と接して親切に指導していただき、厳しさ、面白さを経験しました。また、コミュニケーション、接遇の重要さを強く感じました。事務室のあちこちに貼ってある「笑顔の挨拶」「気配りのある対応」「一歩前へ」の言葉を見ては改めて気を引き締めています。
 今まで元気に過ごせましたのも、岩国からの列車、バス通勤と皆様の公私にわたる心配りのお陰と深く感謝しております。
 事務室の窓からは、朝夕眺めたあめりかふうの葉がはらはらと舞い降り、その向こうには新病棟が空に向かって徐々に姿を現してきています。
 歯学部の皆様、広島大学の皆様のご健康とさらなるご発展をお祈りいたします。


歯学部附属病院の玄関にて(筆者前列左)


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