光陰矢の如し

 中 田 二三江(なかた ふみえ) 歯学部附属病院看護部


〈部局歴〉
 昭和34・4 (民間)
   40・4 (民間病院)
   45・8 歯学部附属病院
 

   
 

 "月日が経つのが早い"と云いながら、私は仕事している現在がずーと続くと思っていたようです。ここに来て「光陰矢の如し」を実感している有様です。私は昭和四十五年に任官して三十年、つつがなく定年を迎える事が出来ました。何と申しましても病院の教職員の方々と共に診療に従事出来たことを感謝しています。一方で県歯科衛生士会、全国歯科衛生士協議会、歯科衛生士国家試験作成委員等の仕事もさせて頂きました。患者様はじめ同僚や多くの人との出会いが私の職業人生を豊かにして頂いたものと感謝しています。
 昨今、社会は大きく変革し歯科領域においても医療から保健、福祉へとニーズが広がってきています。歯科衛生士の職業も以前に比べ格段に社会的認識が深まったように思います。今後は後輩の活躍を期待しながら、私は今暫く、長い間深い理解を示し支えてくれた主人に孝行したいと思っています。
 大学の益々の発展と皆様のご多幸をお祈り致します。


予防歯科診療室にて


広大フォーラム32期5号 目次に戻る