定年を迎えて
山 下 農 己
(やました のうみ) 生物生産学部附属農場
〈部局歴〉
昭和34・3 (農業) 47・4 水畜産学部附属農場
41・2 (民間) 53・7 水畜産学部
45・8 水畜産学部 54・4 生物生産学部附属農場
昭和四十五年八月に水畜産学部(現生物生産学部)附属農場技能員として採用され、乳牛担当及び公用車の運転手として私の広島大学勤務が始まりました。
昭和三十四年広島県立柚木高等学校畜産科を卒業以来十一年の間、家畜との触れ合いから遠ざかっていて戸惑いと技術の発展に驚きましたが、諸先輩の温かいご指導ご鞭撻のもとに家畜の飼養管理、飼料作物の収穫作業にと毎日忙しく飛び回り、先輩諸氏に一日も早く追いつき迷惑を掛けないようにしようと働いていたことが昨日のことのように思い出されます。
昭和六十一年学部の移転に先駆けて附属農場が現在地に移転し、福山からの十四年間の遠距離通勤と合わせて三十年余りの間、我が儘な私が大過なく勤務できましたのも皆々様のおかげと深く感謝しております。
皆様方の今後のご多幸とご活躍、広島大学の益々のご発展を祈念いたしましてお別れの言葉とさせていただきます。長い間誠に有り難うございました。
(筆者前列右から2人目)
広大フォーラム32期5号
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