広大附属小学校での出会いに感謝して

 武 内 恒 夫 (たけうち つねお) 附属小学校


〈部局歴〉
 昭和38・4 (公立学校)     50・4 教育学部附属小学校
   43・4 (愛媛大学教育学部  53・6 附属小学校
        附属小学校)


 

   
 

 私が広島大学附属小学校に赴任したのは、昭和五十年四月でした。愛媛大学教育学部附属小学校での七年を合わせると三十三年間(教職三十八年の内)国立附属で勤務したことになります。算数・数学教育の授業実践に打ち込んでいました。長谷川孝士先生(当時の愛媛大附小校長)に声をかけられ、突然、木村仁泰先生(当時広大附属小学校長)の授業参観、そして「武内君、是非広島の附属小学校に来てください」と言われたのを思い出す。
 本校に赴任して二十六年、赴任して依頼十六年間学級担任を続けました。平成三年からは副校長になり十年になります。赴任三年目からは、校内の様々な部長を経験し、幅広く学校運営に携わり、その任を果たしました。
 「算数教育の研究」では多方面に活躍させてもらいました。広島市の研究会や他県の研究会にも指導者として出かけ、実際に研究会で授業をして「子どもたちと授業を楽しむ」こともさせていただきました。
 この度はからずも「教育者文部大臣表彰」の栄に浴することができました。お出会いできた皆様方のおかげです。国立劇場で表彰式があり、普段にはないことですが、家内を連れて出席いたしました。大島文部大臣のお言葉はさすがにと思いました。皇居での両陛下のお言葉は身に余る思いでした。
 これからも、少しでもお役に立つことが出来ますよう努力を重ねる所存でございます。ご指導・ご鞭撻をたまわりますようお願い申し上げます。



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